今日、久しぶりに
Facebookを見てたら、
ホリエモンの投稿が出てました。
多分、友達の誰かが
シェアしてたと思います。
週刊新潮がホリエモンに
文章取材を申し込んでるのだけど、
これがめちゃくちゃひどい。
思わずシェアしちゃいました。
そしてふと…
今から20年ほど前、
僕がまだ京都伊勢丹の頃のことを
思い出しました。
当時、新聞でもテレビでも
報じられたのですが、
お店が不祥事を起こしました。
その時にテレビ局が、
お店に何の許可もなく入り込んで、
何人ものお客さんに
突撃インタビューをしてのです。
その時のレポーターの質問と、
テレビを見たときに知った
アコギな映像編集のやり方には、
不祥事を起こした身とはいえ、
怒りを通り越して、
呆れてしまいました。
その時のやりとりは今でも
鮮明に覚えています。
レポーター(R):
このお店をいつも使われるんですか?
お客:ええ、新鮮で安いので
毎日使わせてもらってます。
R:このお店が賞味期限の
偽装をして、
お客さんの信頼を裏切ってたんです。
どう思いますか?
お客:詳しくはわからんけど、
もしそうだとしたら残念ですわ
R:ひょっとしたら、お客さんも
賞味期限を張り替えられた魚を
食べてたかもしれませんよ。
もしそうなら、許せますか?
お客:そりゃ、もしそうなら、
許せませんな。
当時N L Pもコミュニケーションも
研究していませんでしたが、
お客様を追い詰めるような質問に
イライラが募りましたが、
その日の夕方のニュースは、
もっと酷かった。
R:このお店が賞味期限の
偽装をして、
お客さんの信頼を裏切ってたんです。
どう思いますか?
お客:許せませんな。
でした。
よく、将来テレビとかに
出たくありませんか?と
聞かれることがよくあります。
それを聞かれ始めて
10年になりますが、
この件があって以来、
メディアを信用していませんから、
一貫して「テレビには興味なし」です。
なので、
今日のホリエモンの投稿も、
やっぱりなと。
新潮の記者は、ホリエモンに
こんな質問を送りつけていました。
9月16日「新球団設立記念! 福岡北九州フェニックス設立記念コンペin北九州 堀江貴文と回るコンペ」と称し、2万円から20万円までのチケットを販売。さらにその翌日「堀江貴文とカウンターで高級鮨を食べるプレミアム食事会」が開催されます。その料金15万円。案内状が送られた人たちから「唐突な上、料金があまりにも高額過ぎる」といった批判めいた向きも少ないくないようです。このような地元の方々の反応について堀江様は、どのように受けとめていらっしゃるでしょうか。
これは質問の体を取った攻撃です。
事実を前提において、
『行為判断者の削除』を使って、
不確かな『否定的』情報を
あたかも事実のように話し、
その上で、
ホリエモンの意見を
引き出そうとする。
どんな答えが返ってきても、
答えを返した、ということは、
批判が上がっているという
不確かな情報を
受け入れたことで『事実』に
置き換えられる。
だから、どんな意見を
ホリエモンが述べようとも、
地元に批判されながら、
イベントを開催する
言い訳にしかならない。
このやり方はほんとあこぎです。
このやり方は、
『意見を含意した質問』と呼びます。
このゴシップ誌のように
ここまでひどくなくても、
結構使う人はいます。
クライアントに
アドバイスしない代わりに、
講師に自分の意見を
言わない代わりに
部下に自分の意見を隠して、
周囲がそう言っていると
行動修正させようとしたり、
さまざまな場面で
意見を含意した質問は
使われます。
でも、
これを使うと…
信頼は崩れます。
なぜなら、
自分の意見を前提にして、
意見を言わず質問に隠して
相手に届ける。
姑息なやり方と
受け取られるからです。
質問したあなたが
自覚していなかったとしても。
だからこそ
僕は質問は慎重でありたい。
そう思います。
新潮ではなく、慎重。
9/29のウェビナー。
すでに40名近くの人が
参加を決めています。
ぜひあなたも、効果的で
クライアントを尊重した
正しい質問のしかたを
学んでみませんか?
追伸:
こうすけさんのKindle。
おかげさまで、
昨日まで彼が頑張って紹介した
倍近くのダウンロードが起こった!
こうすけさんから、
感謝のメールが届きました。
そしてあり得ないことですが、
さらに3冠増えて、
15冠となったそうです。
メルマガ!
パワーありますね。
僕もそろそろ本、
書こうかなぁ…