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エリクソンと影響力

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約3分

やっと疑問が解けました。
ずっと聞いてみたかったこと。

それは、

ミルトン・エリクソンは、は
たして、『影響力』
知っていたのか?

ということ。

『影響力とは、
 心理学者で、ベストセラー作家の
 チャルディーニ博士が名付けた、
 社会や他人が人に与える影響のこと。』

社会心理学という分野で
研究されているものです。

その分野では、主たる研究が
人はどのような状況で、
何によって影響を受けるか?

というものです。

もっと簡単にいうと、

人はいつ、他人の要求を、
 聞き入れてしまうのか?』

です。

対人支援の文脈でいうと、
人はいつ、支援者のサポートを
受け入れようと決断するのか?


これはまさに、
変化を引き出す達人、
ミルトンエリクソン
やっていたこと。

しかも、社会心理学の側からは、
エリクソンは、
マスターズオブ・モーメントメーカー
呼ばれていたそう。

『決定的瞬間作りの達人』

それは、
『押し付け』するのではなく、

相手が自然にそうしたくなる

そんな瞬間を作っていたと
チャルディーニ博士は記しています。

もちろん、
それを知っていたからこそ、

『博士は影響力をどう思ってたんだろう?』

影響力の研究家として、
すんごく興味があったので、
先日博士に質問しました。

『エリクソンの晩年に、
 萌芽し始めた、社会心理学は、
 エリクソン博士はどのように
 捉えていたのでしょうか?』

それに答えてくれたのは、
ジェフリー・ザイク博士。

ミルトン・エリクソンの
最も近いお弟子さんです。

彼曰く、
『興味はあったと思う。
 当然チェックしていたし、
 論文も読んでいただろう。

 どちらも共通して、
 人がどのように
 他人から影響を受けるのか、
 ということに興味を持っていた。

 でも決定的に違うのは、
 チャルディーニ博士を除き、
 多くの社会心理学者は、
 影響力に興味を持ち、
 立証するための実験
 エビデンスに興味を持った。

 そしてエリクソン博士は、
 影響力そのものより、
 『変化する人』

その人に興味があった。

学問とか、理論とか、
実験による証明も大切だが、
自分がすべきことは、
人が変わることだ。』

そう考えていたようです。

あなたも、
自分の役割はこれだ!
信じるに足りるものが
あるでしょうか?

僕も、まだまだ
あっち行ってこっちですが、

『人の可能性に火をつける』
という役割を担っていきたい。

そう思ってます。

あなたはどんな役割があるのでしょうか?

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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