突然ですが、
催眠術師とミルトン・エリクソンの
違いをご存じですか?
どちらも使うのは催眠…
つまり暗示です。
言葉の技術…
じゃぁ、どっちも同じじゃないですか?
そう思われるかも知れません。
実は僕も、おとといまで
気づかなかったんです。
今思えば、こんな当たり前なこと。
当たり前すぎて、
気づかなかった。
と言うよりも、
仲間の探究者の言葉がなければ…
おととい、ある参加者に質問されました。
この週末も開催する、
エリクソニアン・アプローチの講座中でした。
「この間行った、別の先生が教える
エリクソン催眠のワークショップでは、
『こんなこと』 教えてませんでしたよ。」
こんなこと?
とは、エリクソンが催眠の導入に使う、
あるやり方です。
よくある催眠術の講座では、
「感覚移動法」と呼ばれる、
催眠誘導の仕方や、
階段を降りていくごとに、
催眠が深まっていく、というストーリーの
暗示を語ります。
意識を散らして、催眠に誘導するだけなら、
これらの二つはそれなりに役に立ちます。
でも、「変化」を…
クライアントの内側から喚起して、
それを芽吹かせて、
それをより大きな幹にするためには、
暗示だけでダメなんです。
他人である催眠術者の言葉を
どれだけ耳の間にいれても、
それは所詮他人の言葉。
自分で信じることに比べると、
その効果は無に等しい。
他人から告げられる言葉を、
自分のものにするためには、
ある状態を作ることが必須なんです。
その状態とは、何か?
それは、「学ぶ」と言う状態。
学習のステートを作ることなんです。
ミルトン・エリクソンは、
その状態を作り出す達人でした。
催眠とは、単に眠るのではなく、
再学習のステートを喚起するものだ。
そう、エリクソンが言っています。
これを作り出すことを知らなければ、
その人の中に変化を喚起しても、
それを定着させて、
より大きなものにすることはできない。
この続きはまた。
他では学ぶことのできない、
深い癒やしと、変化を引き起こす
エリクソニアン・アプローチを
本当のエリクソニアン・アプローチを
学んでください。
では!