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吉野家が変えたクロネコヤマトの運命

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約4分

僕は一社の決算準備とコンサル。

もろもろお金のことを見直して、
口座の明細を整理したり…

「たくさんのお客様に
 応援してもらってるなぁ。」

口座の明細を見ていると、
じわっと感謝の気持ちが湧いてきます。

そんな気持ちを持ちながら、
今日もあなたに役立つ何か、を
伝えられたらいいなと思っています。

昨日のメルマガ、
もうご覧になられました?

ポジティブな気持ちがあると
創造性にプラスの効果
がある。

そんな内容でした。

そして今日は…

世の中には色々な仕事があります。
そして肩書きやラベルだけでは
何をしているのか
わからないものもあります。

『コンサル』もそんな仕事の一つですね。

マーケティングを
サポートするコンサル。

経営をサポートするものもあります。

僕が行っているのは、
コンテンツを開発するコンサル。

その人が持っている才能と
表現したいと思う気持ち、

そして専門分野を結びつけ、
参加者を魅了する講座内容に変える、

そんなサポートをしています。

僕ももちろんですが、
自分のことは、
なかなか客観的に見れない。

だからこそ
僕のような人の役割と出番がある。

『ロジカル』を求めるのではなく、
どう表現したら、
その人の想いが最大化されるか?

その人の固定された視点を、
どのように転換するか?

ある意味、
エリクソニアンアプローチ
同じことをしています。

さて、

現在は業界最大手の運送会社、
ヤマト運輸はご存知だと思います。

でも、
ヤマトが業績に伸び悩み
そしてその打開策として、
色々調査をしたけども、
これ!と言った結果が生まれない。

そんななか、立ち寄った
吉野家の牛丼にまつわるエピソードが、
ヤマト運輸の現在を決めた。

ヤマト運輸の視点の切り替えが、
現在の飛躍につながった…

そんな話です。

当時のヤマト運輸は、
多角的な事業で経営していました。

その中核は、三越の専属配送。

ところが、
三越の社長が代わり、
どんどんヤマトの立場が
悪くなりました。

そしてある時、
三越との取引は大赤字を
計上することとなり、

にっちもさっちも
行かなくなった。

他の事業…例えば国鉄との契約。

これも国鉄が斜陽となり、
さらに中核の業者以外は、
儲からないという状態。

ヤマト運輸の社長、小倉昌男氏は、
会社をどのように導くかに、
大いに悩んだんです。

その時、ある飲食チェーンが
大復活しているニュースを
思い出したんです。

それは、『吉野家』でした。

かつて、色々なメニューで
総合的な飲食業として
運営してきた吉野家が、

当時リスクだと言われた、
牛丼専門に切り替えたことで、
結果的にコストを下げ、
材料の品質を上げることで、
大成功を収めたというニュース。

これを思い出して小倉社長は、
自社の中で、他がやっていない、
独自の事業に目を向けます。

それが、
誰もが嫌がってしなかった、

そして当時は、規模が小さかった
『個人宅配』の全国展開でした。

人はともすれば
既存事業の『規模』
しがみつこうとします。

僕たちもないでしょうか?
自由が縛られて、
本当にやりたいことではない、

これからの「活路」を
見出せるものではないけど、

当座、お金は入ってくる。

だからその仕事を続ける。

それを『止める』って
勇気がいることですよね。

でも、
それを『止める』という決断をする。

あるいは、止める前提で、
事業を見直す。

そういう判断が
自分の未来を変える。

そう思います。

『違う世界に目を向ける』

『他とは違う』判断に勇気を持つ。

明日から、
ヤマト運輸のドライバーさんに、
これまでとは異なる敬意を持って
接しようと思います。

ヤマトの社長、小倉さんが
『思い出した』というプロセス。

このプロセスは、『無意識』です。

『無意識のプロセス』を
無自覚ではなく、意図的に行える。

これが催眠の素晴らしい点ですね。

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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