神崇仁 公式サイト

朝型と夜型人間にひらめきの違いはあるのか?

420 views
約3分

「早く教えてくださいよ!」

すみません。

すっかり載せた気持ちになってました。

ろうそく問題の答。

これです。

この答えがわかった人も、
そうでない人も、
この手の問題を解決するためには
ある種の『ひらめき』が必要だと言うことには
異論がないと思います。

『枠を越える』はよく言われる
メタファーですが、

では、
どんな人が創造性を発揮できるのか?

そしてそれが睡眠と関係ある、としたら
あなたは興味を持ちませんか?

ですよね?

これを睡眠と関連づけた研究者がいます。
Wagner, Gais, Haider, Verleger& Born(2004)

彼ら研究者は、あるひらめきを要する課題と
睡眠との関連性を調べました。

彼らは被験者に、
実験の説明とその練習をした後、
被験者たちを3つのグループに分けました。

1つ目は、夜間8時間眠らずに待機する
2つ目は日中8時間起きたまま待機する
3つ目は、夜間8時間睡眠をとる。

そうするとあるグループがダントツで、
他のグループたちよりもひらめきを出した。

あなたは一体どれだと思いますか?

そう、『睡眠をとった』グループです。

課題を一度行った(練習)あと、
睡眠を挟んで再度行うことによって、
促進的な作用があった。

でも、後日談があります。

じゃぁ夜寝ると言う条件なら
いつ寝ても効果は変わらないのか?

答はYes。

睡眠は『夜間』なら良いのであって、
それは早寝早起きとは関係がなかった。

巷で言われる、早朝が創造性に役立つ、
と言うのは都市伝説だそう。

脳は睡眠の時に経験を統合する、
と言いますが、
この実験を見るとそうだと言えますね。

僕の土日のワークショップだと、
難しいスキルを練習するのは
土曜日の夕方にすることにしています。

不思議なことに、
翌日朝、同じことをすると、
何かをしたわけではないのに、
土曜の夜よりも日曜の朝の方が
うまくできるようになっている。

煮詰まった時には寝る。

うまく行った時のことをイメージして。

今日、寝る前にやってみてください。

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
FacebookでシェアTwitterでシェア