今日は施術家の言語学、
月に一度の実践研修会でした。
オンラインが主流になった昨今、
リアルで会えるまたとない機会。
学んでスキルを身につける。
これはオンラインも、
リアルも全く同じ。
むしろオンラインの方が集中できる。
でも、リアルは
オンラインでは絶対に
得ることができないものがある。
それは…
『余白の息吹』
正面からではなく、
斜め、後ろなどさまざまな角度から
参加者を見ることができる。
そして全身を見ることができる。
休憩中の会話。
身につけているもの。
これらは言葉ではありません。
ですから、『雄弁』に主張するわけではない。
いわば呼吸の音…その人の存在の息吹です。
しかも、
中心的なコンテンツでもない。
いわば本でいう四方にある『余白』。
ある読書術の専門家が僕に教えてくれました。
「神さん、どうして本に 余白があるかご存知ですか?」
『ギチギチだと見にくいからでしょ。』
心の中でそう思いましたが、
当たり前すぎる問いには裏がある。
そう信じている僕は、
「いえ、知らないです。」
するとその先生は、
「会話のためです。」
そう教えてくれました。
正直に言います。
『この先生大丈夫??』
そのときはそう思いました。
何言うてんのさ、
本は喋らへんやんか!
僕の怪訝な顔を見て、
先生はこう続けました。
「疑う気持ちもわかります。
でも、本当なんです。
余白は著者と会話するためにあるんです。
「神さん、今から本を読んだ時、
文章に対する意見や 疑問や興味、? さらには、あなたは先生なんだから、? 資料や講座としての使い所などを、
余白にメモするんです。
そうすることで、本に対する理解が? 一気に深まりますよ。」
そう教わりました。
驚くべきことに、
それをし始めてから、
僕の思考は劇的に変わりました。
明晰になったというよりも、
アイデアが繋がるようになった。
余白=遊び…
なんですよね。
人間って学びは遊びから来る。
今まで、どれくらい
学校などの正式な学びから
自分を作ってきましたか?
それだけじゃありません、
ボォっとしている時や、
仕事に煮詰まって、
別のことをしているときに、
仕事のアイデアが突然やってきた。
そんな経験はありませんか?
もちろん誰でもあると思います。
なぜなら、その理由は…
『脳は遊びの瞬間に情報を再構築する』
からです。
ミルトン・エリクソンはセッションに
ジョークやユーモアを多用しました。
それは心に余白が生まれ、
これまでとは異なる捉え方をする
『隙』が生まれるから。
あなたの人生に『余白』はありますか?
1月26日のマンスリーウェビナーでは、
催眠という心の余白を生み出す方法において
言葉がどのような役割を担っているのか
ということを体験的に知ってもらいます。
ちょっとした『遊び』です。
ぜひ楽しみにしてください。
オンラインで僕たちは
『学び』そのものに
アクセスしやすくなった。
だから今、
オンラインにどうやって
『リアル』ならではの
『余白の息吹』を作り出すか。
チャレンジですね!
では!