昨日は施術家の言語学、
実践研修会でした。
そして久々の懇親会。
さらに、メンバーのひとりが、
強く主張したので、
行ってきました。
カラオケ。笑
笑いすぎと歌いすぎで
喉がガラガラ。
今時のカラオケは、
マイク感染を防ぐために、
入室時にマイク消毒用の
スプレーが渡されます。
一曲ごとにマイクを消毒…
なかなか興味深かったです。
さまざまな、
そして小さなことで
時代や環境に『適応』しようとする。
ビジネスの世界は『コレ!』と
決めることも大事ですが、
環境に適応しながら、自分を
アップデートしていくことこそ
大切なんだなと
教えてもらった気がします。
さて、
あなたはクライアントの心を開く。
施術家さんなら
『本当の困りごと』を引き出す。
コーチやカウンセラーなど
心を扱う人なら、『本質が語られる』
この重要性は十分すぎるほど
わかっているのだと思います。
でも、本当に大切なことは
それだけではないんです。
本当に大切なこと、それは…
『何をすれば引き出せるのか?』
です。
説明すると、
私たち支援者は、
クライアントや患者が話す
言葉よりも深い部分に
何か重要なものがある。
それはわかっている。
でも、
それに触れるには、
何か特別なことをする必要がある。
そうしなければ、
そこには届かない。
それだけではなく、
『解決』そのものに至らない。
そう考えるのは、
クライアント、患者さん志向の強い
支援者であれば、至極当然のことですよね?
だからこその疑問。
「それはどうやって引き出すのか?」
なんです。
何をすればいいのでしょう?
『傾聴』
『質問』
ある人は、『あり方』なんて人も
いるでしょう。
今日の第11回施術家の言語学でも
話題に登ったんです。
そのことをお話しすると、
僕が関わってきた
施術家さんの多くは、
いわば、
『本当の困りごと』中毒になっている。
そしてそのための技術を
手に入れようと躍起になり、
手に入れたらそれを使うんです。
誤解を恐れずに言うと、
クライアントのためではなく、
自分のために使う。
試し切りのようなもの。
あ、ちなみに、
そのための技術の一つに
『傾聴』や『質問』がありますが、
残念ながら…
これらの技術が、
相手の深いところを表に出すのではない。
正直に言うと、
僕もそう言う側面あります。
深いところを引き出すといい。
確かにいいんです。
格好が。
でもそこには問題があります。
その格好良さを追い求めても、
格好良い結果にはならない。
なぜなら、
自分の手柄のために、
クライアントを使う。
この姿勢が伝わるから。
あなたもきっと
こんな経験あると思います。
施術が終わった後、
「実は、さっきは言わなかったんですが…」
とか
「今、ふと思い出したんですが」
とか、
セッションの中で、
クライアントが自分で話しているときに、
「あ、そういえば…」
そんな言葉で始まって、
ぽつりぽつりと
深いことが話されていく。
これって、
質問でも、傾聴でもなく、
たった一つのことが
話し始めることを決めるんです。
それは何か?
「話したい」
その背景には、
「この人なら受け止めてくれる」
そう言う期待や安心感が
無意識的に醸成された時に、
別の言い方をすると
その安心感が一定の量を超えたとき、
「話したい」が起きます。
だから、
「話したい」を起こすために
できることは、
『心の緩み』をどうやって作るか。
それを戦略的に作ることが
必要になるんです。
もちろん、
傾聴も、質問も、
これを作ることに役立ちますが、
それだけで『安心』を
増やせるわけではない。
そして
それを非常に短い時間で作る達人。
それがミルトン・エリクソンだったんです。
エリクソンは、
相手の心の緩みを作るための
やり方をたくさん持っていました。
催眠はその一つ。
中にはショック!やジョークも
そのツールの一つとしてあります。
ザイク博士は、
その緩みを作るやり方を
『ギフトラッピング』と呼び、
それには19種類のやり方があると言ってます。
次回、1月26日のマンスリーウェビナーは、
その19のうちの一つ
催眠を言語的に紐解きます。
どうぞお楽しみに。