セッションの堂々巡り…
コーチングなど
対話を通した支援をする人なら
誰でも経験したことがあると思います。
あのじれったい感覚、
何をしても上手くいかない焦り…
このままこう着状態で終わるのか…
そんな気持ちで支援をするのは、
気持ちの良いものではありませんよね。
そしてそれは、
そのまま会話を続けても
好転させることは難しい。
なぜなら、
その時のクライアントの
心は、『状態束縛』の経験に
囚われてしまっているから。
だから、
堂々巡りから脱するには、
状態束縛を解く必要がある。
催眠はその有効な手段なんです。
というのも、
催眠という心の状態に入ると、
僕たちは分離という、
普段の意識状態から、
自然と離れることになるからです。
催眠によって、自然な形で
状態束縛が解けるんです。
そして他にも方法があります。
例えば『メタファー』…
問題をメタファーに変えるとき、
当然ですが、僕たちは
メタファーを作らねばならない。
不思議なことに、
メタファーを作る脳は、
どうやら普段の意識とは
ちょっと異なるようなのです。
だから、別の言い方をすると
意識状態を変えなければ
メタファーは作れないのです。
だから、
問題の状態が続く時、
支援者はこう問いかけることができる。
『今のあなたの状態を、
何かものに例えると、
それは何ですか?』と。
たった一つの問いで、
状況を変えることができます。
先日のマンスリーウェビナーでも
“自分自身も、実習のパートナーも
メタファーにより問題の見え方が変わった。“
“メタファーに変えると、イメージも
価値観も膨らんで新たな気づきになりました。”
“メタファーによって、思わぬ気づきが生まれました。”
それ以外にも、問題が膠着した時に
単なる言語的な会話以外に、
イメージ、気づき、知覚、
アイデンティティ、アクション…
これらに変えることで、
状態束縛の記憶の捉え方を変え、
リソースに変えることができるのです。
来月24日のマンスリーウェビナーは、
『花粉症』ですが、
それも状態束縛の一つと考え、
体の状態を変えるための
言葉の使い方を探究していきます。
では!