今日は、無意識革命で紹介した、
『英雄の旅』動画セミナーの
フォローアップでした。
少人数で濃密な時間でした。
フォローアップや
グループコンサルは僕にとって、
特別な時間です。
もちろん、
ワークショップも特別なのですが、
特別な意味が違います。
ワークショップはある意味
発表会でもあり、
参加者の成果を引き出すための
時間とのせめぎ合い。
という側面があります。
なので、効果的…とか、
効率的にというバリューが優先されます。
グルコンやフォローアップは、
『学び』を深めるという側面があり、
その役に立つならば、どんなものでも、
それが直接コンテンツに関係なくても
惜しみなく提供する。
そういう気持ちでやってます。
そして不思議なことに、
質問に答えよう、そう思うと、
いろいろな経験や知識が
突然結びつき、ひらめきがやってきます。
今日は英雄の旅なので、
少し精神性が強い講座です。
でも、その中でこんな話をしました。
コーチングの元祖、
ティモシー・ゴールウェイの話です。
成果の公式<P=p-i>。
1970年当時、
ゴールウェイは、こう考えたのです。
大文字のP=パフォーマンス(実績)は、
小文字のp=ポテンシャル(潜在能力)から、
小文字のi=インターフェアランス(障害)を
引いたものである。
確かにそうですね。
結果というのは潜在能力が
障害によって100%発揮できなかったもの。
スポーツなんかを見れば、
一目瞭然です。
練習では絶好調、本番ではガタガタ。
そういった自分の内面が、
上手くいかない状況を作り出す。
ゴールウェイは、
その内面の障害を『歪み』と呼びました。
そして一方。
ミルトン・エリクソンは、
全く違う考えを持っていました。
『障害はリソースになり得る』です。
そう、
コーチングとエリクソンの違い。
それは障害の捉え方だったんです。
障害は取り除くもの。
これがコーチングの考え方。
ギャップをリソースで埋める、
という発想も頷けます。
そしてそのリソースは、
障害の中にもある、とは教えてくれません。
なぜなら、そもそもコーチングとは、
問題を扱わず、ゴールを目指す。
そういう基本的前提があるから。
そこが心理療法との決定的な違い。
心理療法は問題に焦点化する。
そして面白いことにエリクソンは、
心理療法家でありながら、
未来に焦点を当てました。
でもそれは、
『どうなりたいか?』という
問題に状態束縛されている人では
とうてい引き出せない関わり方ではなく、
『その問題を一枚剥がすと、
どのようなリソースが隠れているか?』
『そしてそれがどのように人生に役立つか?』
という視点に立つ心理療法をしていました。
だから、エリクソンのやり方を
ゴールウェイの公式に当てはめると
<P=p+i>にもなり得る。
障害は思わぬリソースとして
あなたの成果に役立てることができる。
それを実践していくのが、
エリクソン催眠であり、
催眠的にコーチングを行うものなのです。
僕がしたいのはこれです。
3月24日のウェビナーは、
そういう変化を生み出す言葉の作り方について
『花粉症』という身近なテーマを使って
解説していきます。
近日中に募集ページをオープンします。
では!