昨日はコミュニティの日。
施術家のための問診道場と
セッション上級者のための
セッション道場。
二つをこなしてきました。
不思議なことに、
こういうコミュニティって
参加者が違っても、
その日のテーマが同じになりがち。
昨日は日常会話と支援的会話の違い
でした。
多くの施術家さんが悩みます。
患者さんが話してくれない。
逆にコーチは、クライアントが
ぺちゃくちゃとおしゃべりを続ける。
それを止めれない。
そんなことに悩むわけです。
もちろん、
悩みといっても、
深刻で、夜も眠れない。
というものから、
ちょっと気になるなぁ…程度まで。
人によりさまざまですが、
こと『会話』となると、
多くの人が幻想を持ってしまいます。
『会話が弾む』という幻想。
言いたいことがポンポン出てきて
みのりある会話になる…
それは妄想です。
なぜなら、
支援的会話とは、
クライアントに普段とは違う、
心の深い部分に触れながら
自分語りをする。
そういうプロセスだから。
流暢に、というのは
まるで慣れたフレーズを
口ずさむようなもの。
本当の即興…
インプロヴィセイションとは、
魂から聞こえてくる言葉。
だから最初はボツ、ボツと。
そしてそれが最後まで続く時もあれば
堰を切ったように溢れることもある。
でも、そうだとしても
決して流暢とは違う。
だから、流暢な会話…
つまり、
カフェでおしゃべりが弾む
カフェトークを期待するのではなく、
クライアントの魂の言葉が
生まれやすくするための
『場』を作ることに
支援者は心を砕く必要がある。
そう思います。
それはコーチングなどの
一対一の支援の場だけでなく、
一対多における研修などの
相互交流のある状況においても
同様です。
参加者が流暢に会話するより
心の奥を開くように関わる。
そのためには、
一人ひとりの個性を見抜き、
その人にあった言葉をかける、
もしくは、
ある言葉の使い方で
全員を一つの方向に導く伝え方。
このどちらかを使う必要があります。
あなたの経験や隠れた才能を
誰かに提供できるのは
素晴らしい社会貢献です。
ぜひ楽しんでください!