神崇仁 公式サイト

あの人と関係が良くなる伝え方

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約3分

読んでもらえました?昨日のブログ。

褒め言葉を
受け取りにくい人がいて、

誰かを褒めるのには
常に拒絶の心配がつきまとう。

伝えるのは勝手。

そう思う人も
いるかもしれませんが、

「褒めてあげよう」
と思っていなくて

「あ、これを伝えたい」
そう思って伝えた「褒め言葉」
シャッターガラガラされると、

誰だって凹みます。

受け取らないのは謙虚

そう言う人がいる
かもしれませんが、

受け取っても、
傲慢にならず
これまでと変わらない
姿勢でいることが謙虚さ

でも、
人の考え方を変えることに
努力を向けることよりも

お互い気持ちよく
それを伝える。

受け取る。

それができれば良いわけです。

今日はその方法をお伝えします。

まず、受け取る側から。

これには
『気持ち返し』という
作戦を取ります。

例えば堀くんが僕に
「神さん、すごいですね!」

と言った時に、

僕はすかさず、

「うぁ~、
 堀くんに言われると
 モチベーション上がるなぁ!」

とこちらの気持ちを返すのです。

昨日のケースのように
施術家さんが患者さんに

「先生ありがとうございました!」

と言われたら、 

「いえいえ、仕事ですから~」
いいう代わりに、

「うぁ~、嬉しいです~
 一生懸命やった甲斐があります。
 ますます頑張らなきゃ!」

みたいな表現です。

こう返すことで、
相手を傷つけることなく、

むしろすんごい
嬉しい気持ちにさせること
請け合いです。

一方で、
ちょっと難度が高いのが、
拒絶系の相手。

なんせ
受け取ってくれない
わけですから。

でもこんな人にも
作戦があります。

それは、
エリクソンの言う、
『リバースセット』

イエスセットではなく、
あべこべなことで
イエスを取ることで
一貫性を働かせる作戦です。

例えば

「神さん、いつも頑張ってますね!」

「いやいや、全然だよ。」

こんなやりとりがあったとします。

基本的にこの神さんの戦略は、
相手のいうことにまずNOと言う。

なのです。

だから、最初にこう言ってから
メッセージを伝えます。

「きっと神さんは、
 こんなこと言っても
『受け取ってくれない』
 でしょうけど…

 いつもすごく頑張られていますね。」

 こんな感じです。

ポイントは、

受け取ってくれない
強調して、

でしょうけど‥
しばらくを開けます。

相手の反応を引き出すためです。

そこで
「そんなことないよ」という
いつもの『NO』
返ってきたらすぐに、

いつもすごく~を入れるのです。

人は自分の発話や行動に
一貫性を持たせようとする
本能があります。  

これは意志の力よりも強い。

だから戦略は
先にNOを言わすのです。

先の施術家なら、

「〇〇先生はきっと
『いやいやそんなことない』
 そうおっしゃるに
 違いないでしょうけど
 本当にすごいことですよね。」

こういうと、最初の部分、
「きっとそう言うに違いない」
否定することで、
次の言葉を受け入れざるを
得なくなるのです。

エリクソンのお弟子さんで
ベストセラー作家の
ビルオハンロンが、
こう言いました。

無意識は賢明であり
愚かでもある。

無意識は賢明であり、
愚かな時でも
賢明であるのです。

では!

この記事を書いた人

神 崇仁
しぐさと言葉の専門家 神 崇仁(Takahito Ko)
意識の成長の壁を越えるお手伝い

JR西日本伊勢丹バイヤー、経営企画室でUxと経営を学ぶ
7&i 生活デザイン研究所 チーフディレクター(消費者心理の研究)
2007年からNLP探求を始める(NLPトレーナー)
『砂漠の魔術師』(エリクソンの映画)のアジアプロデューサー
世界的コーチS.ギリガン博士の米国アシスタント
IAGC(国際ジェネラティブチェンジ協会)の日本代表
ハーバード大学R.キーガン博士や
数々のエリクソンのお弟子さんの日本での講座開催を主導
これまで13年、4200時間、6500万円を探究に投資してきた
参加者は『講座づくりの神』と呼ぶ…
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