僕のアイドル(笑)、
ミルトン・エリクソンには、
3つの時代があったと言われています。
一つは研究者の時代…
それは彼が20代から50代の前半…
まだ、医療施設において
催眠を行うことが禁止されていた時代、
エリクソンは精神科医として
多くの患者を見てきました。
その中でエリクソンは
さまざまな催眠技法を開発しました。
そして
二つ目の時代…
それは臨床家の時代
研究を通して培った技術を使って
人生において
困難を抱えている患者を
支援してきた時代。
ジェイ・ヘイリーが記した
“アンコモン・セラピー”に
出てくる患者たち
シドニー・ローゼンが記した
“私の声はあなたと共に”に出てくる
多くの事例…
たくさんの人を支援した時代があります。
そして第三の時代…
それは自らの探求を
次世代に継承するために
多くの後進を指導した、
教育者の時代…
僕のメンターたち、
ジェフ・ザイク、
スティーブン・ギリガン
ビル・オハンロン…
そしてユング派の
高明な研究者だった
アーネスト・ロッシ
まだ若き日の彼らは、
何かに導かれるように
エリクソンに辿り着き、
そして覚醒した。
その後、現在に至るまで
人生の全てをエリクソンの叡智を
自分のフィルターを通して
伝えることを選択した。
今から5年前、2018年の今頃
アーネストロッシに出会いました。
ラッキーなことに、
ご自宅に招待されて、
あのレジェンドを拝顔したとき
愕然としました。
「お、おじいさんや」
僕が知っているロッシは、
若く、野心のある顔で
エリクソンの隣に佇んでいる。
その写真で
彼を知っていたのですが、
その若者が、今や老人になっている。
その翌年に、ジェフ先生に出会った。
同じく年老いた若者を見た気持ち。
あの時から、
僕の中でずっと感じている
ある感情がありました。
それは、“焦り“…
エリクソンの第一世代の先人が
年老いて、まもなく引退となる。
そして、仕方ないことですが、
エリクソンの教えを
忠実に守る彼らは、
エリクソンの叡智を
精神医学の専門家だけに
留めたまま…
「なんとかしたい。」
そう思いました。
もちろん、
僕一人の力ではなんともならない。
それがわかってるから
ある人の力を借りることにしました。
それは、
ミルトン・エリクソンその人。
僕が極東の販売権を持っていた
エリクソンの映画、
『砂漠の魔術師』…
これの収益の多くを、
エリクソンの終の住処…
今は“エリクソン記念館“の
維持修復のために、
寄付を始めました。
そのことで、元々親交のあった
エリクソンの娘である
ロクサーナ・エリクソンが
僕に更なるサポートを
してくれるようになった。
そしてコロナ禍の2020年
ずっと断られ続けた
ジェフ・ザイク博士の
講座をオンラインながら、
日本に紹介できるようになり、
僕の想いが伝わったのか、
昨年には日本に
来日してくれるように。
そして引退まで、
毎年来日をしてくれそうな感じに。
さらには今年、
9月末にエリクソン財団と、
僕の会社がコラボレートできることに。
『エリクソンカンファレンス』を
開催します。
これら全ては、
エリクソンの技法を、
価値ある道筋で、
日常に横たわる
本当に重要な場面で
多くの人が使えるようにする。
かつてNLPが間違えて
広めてしまった、
アメリカの操作的マーケターたちが
相手を思い通りにする方法として
NLPが紹介した
エリクソンの催眠の使い方を
会話の中に建設的に使う。
心理療法という枠組みではなく
人生の価値ある場面で使える形にする。
それが僕の進む道…
9月のエリクソンカンファレンス
楽しみにしててください。
そしてカンファレンスに
優待で参加できるイベントを
まもなく告知します。
ジェフリー・ザイク博士の
セッションの解剖学…
これまでの言語一辺倒の
セッションの仕方とは
全く異なるユニークな方法。
変化を確実にする関わり。
それをあなたにご紹介します。
しばしお待ちください!
では!