昨夜は
感動心理のグルコンでした。
グルコンと言っても、
僕はいつも答えを提供する
コンサルティングはやらないです。
質問する人だけでなく、
参加者さんが、質問の回答を、
自分ごとに受け取りながら、
自分自身の過去の参照体験に
結び付けられるように話すようしています。
なのでよく、
〇〇さんの話だったのに、
いつの間にか自分のことになっていて、
知らず知らずのうちに、
自分の過去の経験が
たくさん思い出されました。
そう言われます。
そしてこういう話し方って、
才能ですよね?
と聞かれることが多くあります。
話し方って、
あまりにも普段使いが過ぎるので、
多くの場合、才能って思いがちです。
でも、違う。
才能じゃない。
断言できます。
だって、僕はできなかった時代がある。
しかも比較的最近までそうだった。
こういう話し方ができるようになったのは、
ほんと、ここ7~8年です。
めちゃ努力しました。
相手の反応から学びました。
そして一番参考になったのが、
実はカリスマプレゼンターとか、
ジョブズのような講演家ではなく、
ミルトン・エリクソンでした。
エリクソンは、セミナーのたびに、
「今日、先生はずっと
僕のこと『見て』話してくれてた」
「いやいや、僕を見てたんだよ。」
参加者の間でそんな
論争が起きるくらい。
そこには、エリクソン独特の
非言語の使い方や、
言葉の選び方があった…というのは
非常に知られたことです。
体が不自由だったエリクソンは、
非言語については
声の大きさ、
そして
体の動きは、ほぼ「視線」だけでした。
それでも、多くの人が、
彼の話を聞いている間に、
どんどんぼんやりしてきて、
そして深くトランスに入る。
中にはセッション相手である
クライアントよりも深く入る参加者もいた。
すごいですよね。
そして
エリクソンの直弟子たちは、
それを受け継いでる、
素晴らしいスピーカーです。
スティーブの話を聞いて、
深く自分の内側に入り、
ザイク博士の語る
数々のストーリーに没入した…
そんな経験をした人もいるでしょうし、
彼らから直接学んだ
僕のメルマガを読みながら
自分自身の内側に焦点を当てている。
そんな経験をしている人もいるでしょう。
今現在も…
そしてかつてのどこかで…
これらはスキルであると同時に、
聞き手にどこにフォーカスを誘うか、
という考え方です。
人間の学習は、2種類
『違い』を学ぶか、
『類似』に焦点を当てるか…
違いを学ぶのは、情報提供です。
新しい情報を学ぶ、知らない世界を知る。
これらは情報です。
とても価値があると同時に、
時に、「また同じ話か…」と
類似性に対して無関心になります。
新しい情報で、
なおかつ興味を引く情報でなければ
人は学びに無関心になります。
つまらない学校の先生の講義はまさに
これの典型です。
一方で、
類似性にフォーカスを当てて、
それを深く掘っていくと、
小さな違いを超えて、
共通項から学ぶ…
人それぞれにとって必要なものを
吸収…というより自分の中に発見する。
そういうやり方があります。
その代表的な伝え方が「ストーリー」です。
エリクソンは、西洋で発展した
心理療法に「お話」を持ち込んだ
世界で最初の人です。
それまでは、理路整然とした、
理屈や病名などの情報提供が
心理療法の名の下に行われていたのを
エリクソンは、ストーリーを通して
人間の『学習する本能』を呼び起こしていました。
だから僕は楽しみでならないんです。
エリクソン・カンファレンスには、
僕を含めて5人のエリクソニアンが登壇します。
全員ストーリーテリングに長けています。
そしてさまざまな背景から、
影響力のあるストーリーや
逸話が語れるんです。
それはあなたの中にある
大いなるリソースや宝物の
鍵となります。
時間を確保して、
最高の学びの場、
情報を学ぶのではなく、
あなたの人生のリソースを目覚めさせ
新しいやり方で繋げていく、
「あなたという存在の再学習」が
行われます。
日本初開催
エリクソンカンファレンス2023
~エリクソンの叡智を次世代に繋ぐ
どうぞ楽しみにしててください。
では!
本日は僕の動画をご紹介します。
エリクソン財団の本部会議室で
収録した映像です!
どうぞご覧ください!
https://abizmail.biz/brd/archives/cuhply.html?s=178&u=467