魔法の質問力!とかないし…ね。
ミラクルが起きるのには理由があった…
一昨日は “トランスコーチ“
5日間集中ワークショップの二日目。
めちゃくちゃたくさんの人に
参加してもらってます!
無料とか関係なく、
気合十分で
役立つ学びをシェアしてきました。
そして
『傾聴9割は間違い!』を
テーマに話したんです。
で、その準備をしながら
あることに気づいたんです。
それは…
自分のしていることを
自分の提供する商品、
サービスの理解を
とんでもなく
最も深められる方法を
見つけてしまった!
どうするのか…それは
今回のお題、
『なぜ9割は間違いなのか…』
これを説明するために、
一生懸命考えるわけです。
例えば…
今の世の中『量より質』
9割って聴く分量ですよね?
どれだけ時間を割いたって、
聴く質…つまり
聴き方や何を聴くか、
さらにはどのように聴くか…
ここを押さえないと、
どれだけ聴いてもダメなんです。
とか…
他には、
そもそも傾聴のルーツって誰?
みんな知ってるのかな?
世界の傾聴キング!と言えば、
カ~~~~~ル・ロジャ~ズ
なんか、~にすると、軽いですね。
さま~ずみたい。
カール・ロジャーズです。
カール・ロジャーズという人は、
20世紀で最も影響力を持った
サイコセラピストのひとり。
アメリカ心理学会の会長を務めたり、
“来談者中心療法“の
開祖としても知られています。
あ、トリビアで言うと、
“クライアント”と言う用語を
“患者”と言う用語の代わりに使った
最初のセラピストです。
最大の功績は
心理学をビジネスに
最も広く持ち込んだ人ですね。
それが、『傾聴』という概念です。
めちゃくちゃ不思議なことに、
ロジャーズ選集という
ロジャーズの論文を集めた書籍が
出版されていますが、
その中に『傾聴』という言葉は、
なんと、
なんと、
上巻で3回…しか出てこない。
あれ、
あれ、
不思議ですよね?
確かにその一回は、
自分が行うカウンセリングにおいて、
こう述べています。
“この極めて特殊で、
能動的な傾聴(Listening)は、
私が知っている限りでは、
変化をもたらす力として、
最も強力なものである。“
と。
つまり、
自分の行っていることの中で
傾聴は最高の力を持っていた。
なぜなら、
カール先生が行っていたのは、
完全なる非指示的療法。
つまり、クライアントに
一切指示をしない。
あぁしろ、こうしろ、って言わない。
もちろん、
質問というのは指示ですから
それもほとんどない。
パラフレーズと言われる、
聴いた内容について
セラピストが伝え返す…
このやり取りだけで
セッションが延々と進んでいく。
だから、
クライアントは時間をかけながら
安心して自分を発見していく。
そもそもロジャーズは、
『解決』ではなく、
個人の中にある
「不一致」を解消することを
セッションの目的にしていましたから。
解決する、
と言う感覚ではなかったかも。
とまぁ、こんな具合に、
自分のしていることと、
相反することについて調べて
自分で反証していく…
それを続けていくと、
どんどん自分の商品について
際立った特徴が明らかになるわけです。
さらに自分の学びを
増やしていけます。
僕はロジャーズは
天才だと思ってるし、
何度もロジャーズの映像を見て
超絶感動していますから、
傾聴そのものを批判してません。
ただ…
ルーツを知ろうともせず、
ただただ、
教条的に
話してはいけない。
アドバイスしてはいけない。
なぜと言ってはいけない…
傾聴しないと!
9割は!
みたいなくだらないルールで
自分の行動を縛るのは
もったいないと思ってます。
あなたも、
自分と相反する考えを
徹底的に深掘りしてみると、
新しい視点と、際立った特徴に気づきますよ!
では!