オレは喉が痛い、ワタシは喉が痛い、
ウチは、ボクは、アチキは、吾輩は…
言葉で印象が変わりますね。
Gmailの送信数問題…
思った以上にダメージです。
僕たちはいつも、
何らかのプラットフォームに
制約を受けているのだと、
改めて実感しました。
自由と制約…
問題が起きた時に初めて、
僕たちは自分の周りに
境界線があったのだと知ります。
当たり前に享受していることが
当たり前でなくなるまで
気づくことができない…
先週末に行われた
『ヒプノナッジ』講師養成講座、
たくさんの制約が課され、
その中で基準となるパフォーマンスを
要求される中、20人を超える仲間が
無事認定資格を受け取りました!
ぼくも久々の講師養成…
毎回の参加者の質問が鋭すぎて…苦笑
ぼくのセミナーの作りも、
結構ざっくりなんだと実感しました。
嬉しいですね!
堀くんは頑張りすぎで…胃痛…
この数年、ずっとぼくと木瀬くんの
サポートに入っていた、
こうすけくんは、
いじりどころがない、
素晴らしいプレゼンテーション。
『人ってこんなに成長するんだ!』と
感動しました。
言語学で大活躍の木瀬くんも
今回は少し体調が悪いらしく…
恒例の前日飲み会も参加せず、
『闇ベン』と揶揄されながらも
圧倒的なパフォーマンスでした。
さすが先生!
ここにも載せ切れないくらいの
素晴らしいエピソードを
たくさんの参加者がもたらしてくれました。
実は今現在もそうですが、
ぼくも久々体調がすぐれず…
週末のトレーニング以来、
声が出なくなってました。
夜の言語学には
何とか間に合わせましたが、
いまだに扁桃腺が痛い。
普段自由に使っている声が
自由に使えない…
不便を超えて、かなりの
心理的なダメージがありますね。
健康の重要さをしみじみと感じました。
最近見たニュースで、
日本人の野球のコーチの質について
ダルビッシュが語った…
というのを読みました。
経験論と精神論で話しがちの
日本のプロ野球コーチについての
語っているのを読んで…
ふと、
ダルビッシュと大谷を指導した
吉井理人さんの本が
会社にあることを思い出し
久々に読んで驚きました。
いや、
めちゃいいこと書いてるんです。
・対話だ。
・教えるのではなく、考えさせるのだ。
・上から「やれ」と言わない…
「どうしたいんだ?」と聴く
その通りだと思います…
その文章にくっついた
『ある言葉』を見つけるまでは。
「どうしたい?」
ぼくから言わせれば、
この部分だけを強調する
コーチングやコーチは、
ほんとイケてない。
というか、
勉強不足のローレベルコーチです。
でもね、
それよりも、
吉井さんのこの言葉…
「オマエはどうしたいんだ?」
「オマエ」です。
日本語というのは、
世界にあまり例のない
『役割語』によって、
人の立場やありようを規定します。
アメリカではI, you, we…など
人称を表す言葉は一つですが、
日本語の私…はたくさんあります。
相手に対して使う“You“もたくさんある。
あなた、きみ、お前、貴殿、おぬし…
なぜ、吉井さんは自分の選手に対して
「オマエ」を選んだのか…
昭和…とか令和とかの問題ではなく、
その言葉の選び方こそ
日本のスポーツコーチの
選手に対する前提がある。
言葉に現れる心の前提を
僕たちは捉える必要がある。
それを考えてました。
では!