昨日はリアルでセミナーでした。
リアルとオンラインでは、
やはり違いがありますね。
ライブを観にいくのと、
素晴らしいコンサートの動画を見る。
『学ぶ』のには動画は適してる。
配信のソフトを使えば、
学びに最適な環境を
作ることができる。
そして『感じる』のには、
リアルは素晴らしい。
単なる脳幹言語の
『向かう、避ける』の実演が、
感動のセッションに変わったり。
何より参加者を直に、
息遣いと全身を見ることができる。
これは即興をするには、
不可欠です。
ある人が教えてくれました。
移転を機に、単価を上げたい。
でも、お世話になったお客が
離れていくのでは、と不安になる。
単にコーチングの
質問のしかたを
教えていただけ。
でも、それが
経済的安定に変わり、
やがては、
自分が守るべき
家族への想いに変わる。
僕たちはクライアントの
語られていない部分に
目を向ける。
それは、クライアントの
表現する言葉以外の部分。
ほんの少しのしぐさ、
声のトーン。
それが『変化』した時。
変化とは、『差異の知らせ』。
変化を受け取るには、
その瞬間を嗅ぎ分ける
『知覚』が必要。
言葉になる前に、
変化は起きているんです。
コーチが言葉で
変化を生み出す。
それを字義通り行って、
変化を言葉で作り出そうと
頑張るけど上手くいかない。
それは言葉を見るから。
見るべきところは
言葉じゃない。
言葉に起きる変化の
前に起こる変化…
しぐさ、姿勢、声のトーン。
それを見るんです。
そしてその変化を
作るために、僕たちがすること。
それが相手に合わせる。
言葉だけでなく、
それ以外のもの。
特に大切なのは、
『リズム』
音楽で言うところの
ドラムの役割。
規則的なタイミングで
会話の流れを作る。
施術家さんで、
問診がうまくいかない人は、
この『リズム』がない。
クライアントの持つ
リズムを感じ取り、
それに合わせる。
そしてリズムは、
単にドラムだけで
できるのではない。
このリズムに
表情をつけるのがベースです。
ドラムとの相乗効果で
音楽に表情をつけていきます。
会話の『ムード』を決めます。
会話における
ベースの役割を果たすのが
『メタプログラム』=脳幹言語です。
僕が研究している、
ミルトン・エリクソンは、
このリズムを引き出し、
リズムに関わることが圧倒的だった。
そして誰もできない、
エリクソン自身の
複雑なリズムによって
クライアントのリズムそのものを
変容させ、音楽の質を変えた。
つまり、
エリクソンがしていたことは、
変化の前の変化を作り出す。
その天才だったのです。
そのエリクソンのセッションは
もはや見ることはできませんが、
体が不自由だった、
そして天才的な知覚と
努力によってもたらされた
驚異的な言葉の力があった、
エリクソンを研究した、
ザイク博士。
エリクソンが不自由で
使えなかった体を自在に活用して
クライアントから変化を生み出す
エヴォカティブなやり方。
そのセッションの実践は、
ドラム、ベースという
ロックのジャンルを超えて
『オーケストラ』として
体全てを使ったセッションに
昇華させました。
これまで20ケース以上の
ザイク博士のセッションを
体験しましたが、
どのセッションもすごいの一言。
コーチ、支援者なら、
これを知らずして
コーチと言えず。
支援者と言えない。
それくらいの
すごいセッションです。
ザイク博士が指導する
セッションの解剖学。
それはまた、お知らせしますね。
では!