今日も台北から。
「通訳として言わせて、
本当に素晴らしい耳を持ってますね。」
英中通訳の一人にそう褒められました。
現在ジェフ・ザイク博士の
マスタークラスに参加しています。
今日はコーチとして頑張りました~。
正直、上手くいかなかった。
「タカは僕にとって
最高のコーチになると思う。」
今朝、クライアント役の
マリックにそう言われました。
その意味がわからないまま、
午後のセッションへ。
セッション冒頭に彼が口にしたのは、
僕にとっては、扱うことが初めての内容。
それを中国の言葉で聞き、
再度英語で捉え直すという
正直、荷が重いセッションでした。
というのも、
セッションの内容が、
極めて政治的なものだったから。
台湾人としての誇り、
独立と自由を求める気持ち。
その一方で、
隣国の強さに靡く周囲の意見。
その意見の違いに葛藤しながら、
自分自身のクリニックを経営し、
意見の違う家族と共にいる…
そんなクライアントに、
政治…特に自国の在り方に
無関心でい続けた僕に
何がサポートできるのか…
そんなことを頭の中で
グルグルさせながら、
セッションを進めて行きました。
偶然にもランチの時に、
こんなものを見ました。
これが台湾の現実です。
そして国論は二分され、
それが家族でさえ分断する。
僕たちは
なんてナイーブなんだろう。
そう感じます。
自由を大切にしたい
でも、
そのことで誰かと争うのは嫌だ。
だから自分の意見を押し殺す。
そんな自分に居心地の悪さを感じる。
答えのない堂々巡りの会話です。
そんな時、
あなたならどんなセッションをしますか?
セッションが終わった時、
「あなたはこの結果に満足ですか?」
ジェフにそう聞かれました。
「満足じゃありません。」
僕が不満足なのに、満足そうなジェフ。
東京ではジェフに言われた。
セッションの動きが早すぎる。
そう指摘されましたが、
今日は、
「辛抱強く、共感に徹して、
聴くというプロセスを大事にしていましたね。」
「彼の問題を解消するところには
至っていませんが、
我々のような『よそ者』には、
聴くことしかできませんね。」
慰めにも似たフィードバックでした。
もっとやれることあったな。
これを書きながら、
どんどん分岐点の作り方の
アイデアが生まれてきました。
介入のアイデアが湧き上がります。
あの時には出てこなかったけど。
素晴らしい『寄り添い』のあり方でした。
あなたに私のセラピーをしてほしい。
不満足な結果ながら、
スーパーバイザーから
フィードバックをもらいました。
不思議なことに、
中国の言葉は
一切わからないのに、
彼が話す言葉の中に、
怒りを超えた憤怒、
分かり合えない悲しみ、
正義感や主張を貫く恐れ…
様々な感情と意味が届きました。
それを英語に変えることが
できなかったことが、
残念です…
言葉を超えて伝わる。
それが真実でもあるし、
言葉を使って想いを伝える。
それもまた
とても大切なことだと実感。
それが人間だからね。
さて、昨日お伝えしたように、
ちょっと変わったワークショップを
考えています。
ビジネスを前に進めていく上で
不可欠なスキルを
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