『コーチング4.0』レター 第16話

裏切りは『汗』


ずっと言葉の技術を探求してきて、

そして自分1人で探求を 続けてくる中で 磨き上げてきた技術を、
多くの人に紹介してきました。

その中で、 自分が培ってきた技術を
「誰かに使われるのは嫌だな」と

心のどこかで思っている自分がいた

だから、どこかで 「全部教えちゃって大丈夫かな」 と不安に思っていた昔の自分がいます。

まるで
技術がなくなっちゃったら
自分じゃなくなるみたいに思ってた。

なぜか焦っていた時期がありました。

今から何年も前、
そんなに探求していなかったのにね。

でも、
あるときこんな話を聞いて、
「俺は器が小さいなあ」って
思ったことを思い出します。

ミルトン・エリクソンは晩年、
研究者も卒業して、
心理療法家としての限界が来て、
残された自分の人生というものを 考えたときに、

自分がやってきたこと
(それまで誰にも個別には 教えなかったようなこと)を

次の世代に託そうと
思ったんじゃないかなと想像します。

お亡くなりになる7、8年前、
1973年の『アンコモン・セラピー』が出て、

ジェイ・ヘイリーが書いて
世界的に売れた
『アンコモン・セラピー』を読んで
世界中から自分を訪ねてくる人に

エリクソンは自分のレガシーを
教えようとしたわけです。

テクニックではなく、
レガシーを伝えようとした。

彼の元には何人もの人が
学びに行くようになり、
NLPの創始者たちもそのメンバーでした。

こうして僕たちがこの
言葉の技術に触れられているのは、
エリクソンがみんなに教えよう
と思ったからなんです。

ただ、エリクソンは、当時としては
当たり前だったんだけれども、
もったいないことをした。

それは、教える対象を
限定しすぎたことでした。

教える対象を
限定しすぎたことによって、

多くの想像に基づくもの、
あるいは情報の劣化コピーの
劣化コピーに基づく

『催眠言語パターン』というものが
世の中にあふれてしまった。

その結果、催眠の始祖
メスメルの時代と同じように、

催眠や催眠言語は使えないもの、
あるいは下品にも『人を操るもの』
として見下されるようになってしまったんです。

ラッキーだったことに、
僕は門戸を閉ざし続けた
エリクソンの言葉に
かろうじて触れることができた、

本当に幸せな人間です。

だからこそ、
これをできるだけ源流に近い形で
意図を汲み取って伝えたいと
思ってやってきているわけですが、

そんな中で知り合えたジェフ先生が、
僕にこんなことを教えてくれたんです。

「技術を奪われてしまったら 自分ではなくなる」とか、

「自分には人に自慢できる資格や肩書きもない」

といった話をした時に、
ジェフ先生はこう教えてくれました:

「あなたの仲間を、 あなたと同じところに引き上げなさい。 あなたが信じる仲間に、 その人が必要だと思うことを教えなさい。 有償でも無償でも、 あなたが必要だと思うことを伝えなさい。 そして、相手の人が 成功していくのをサポートしなさい。 そうすれば、あなたはさらに もっと大きな、 より広い道が見つけられますよ」

「でも、 欲しいものだけ奪う人もいますよね。」

「人生の中で『裏切り』は、 あなたの期待が作り出すもの。 頑張りの中でかく『汗』ですよ。」

と当時僕よりも大きな問題に
悩んでいた仲間のウェイ・カイ氏と
一緒に食事をしていた時に、
ぽろっと教えてくれました。

僕に向けたものでは
なかったのだけど、

妙に腑に落ちることがあって…

その後…
多くの人が懐に入っては離れていく
ということを繰り返しましたが、

今、素敵な仲間たちがここに残って、 そしてようやく一つの花が 咲こうとしています。

本当に
素晴らしいものができました。

僕の仲間が何年も
僕の所で言葉の技術を磨いて、

それを知らない間に 自分の整体技術と融合させていました。 触れれば変化が起きる、 彼が長年整体をしてきた技術です。 さらにそこに 言葉と共に触れれば すごいことが起きる、 というのを見せてもらいました。

もしあなたが整体をしているなら、 絶対に見た方がいいです。 このレベルに到達したら、 施術が楽しくなるし、 体も楽になります。

この人の素晴らしいところは、 整体技術だけじゃないんですよね。 整体師が疲れない体や、 自分自身のポジションの取り方 というところに、 実は整体技術の肝がある ということをバッチリ見抜いてるんです。

さらにそこに、自分自身も、 そして患者さんも 言葉で癒やしていく 『催眠』が加わっているから、 本当にすごいことになるわけですよ。

明日から
身体と催眠について
お話をしていきます。

その前にぜひ、
これを見てください。

整体師さん必見です。
https://tk.seitai-hpm.com/p/O2NA08ZjkcWp?ftid=JvBpzShwBhlH

神 崇仁(こう たかひと)/このページはメールでお届けした文章です。