『コーチング4.0』レター 第24話
おはようございます、神 崇仁です。
おかげさまで、
AI のマンスリーウェビナーは
50名満席になりました。
今どうしようかなと
思っているところですが、
人数限定や少人数であることを
ことさらもったいぶるつもりもないので、
あと数十人だけ
追加で募集することにします。
ところで、みなさんは
AI をどのように使っているでしょうか?
僕はもちろん、
今世間で流行っている
AI エージェントや仕事の自動化などを
活用していますが、
あれって結局のところ、
本当の意味で
「自分が社長になる
(プレイヤーではなく経営者になる)」
ということなんですよね。
だからこそ、
やればやるほど
自分がいかに社長としての能力に
欠けているかを見せつけられます。
通常の会社なら
従業員がみんなバタバタ辞めていってしまうんじゃないか
と思うくらい、
「社長がいつまでも決裁してくれない」
「早くしてください、でも社長には言えない……」
みたいな状態が、
まさに今起きているなと感じます。
いかに自分の意思決定の速度が遅いかという、
社長として三流以下である現実に
直面させられているわけです。
そして、
自分はプレイヤーとしては一流だと
思っていたのですが、
今や AI によって
その自信すらも崩されようとしています。
これは今度お話ししますけれども、
僕はこれまで自分のワークショップを、
自分の感覚以外の、
例えば他人のアドバイスや
外からの指摘というもので
変えたことはありませんでした。
それは、
成果の結果を追うのが僕であって、
そして僕は自分が価値があると思ったことを
やるから。
で、その人間に意見できるのは、
僕のやっていることを
僕並みに理解している者だけだという
強い考え方があったからなんですね。
まあ要は、
よその部外者、門外漢は
意見する資格なしという、
僕の強い信念を裏付けた態度だったわけですが、
僕のAIは部外者でもなく、
よそ者でもなく、
門外漢でもない。
つまり、
僕の過去のデータを
僕よりも数多く精緻に読み込んで、
見逃すことなく論理構造もしっかりした、
そういう人工知能に
僕の仕事を監査させるということをしたら…
結論、ボコボコにされました。
2時間のワークショップで、
なんと89もの指摘をされました。
89の指摘ですよ。
1個や2個くらいは
「すごい強みがある」と
称賛してくれるかと思ったんですが、
全くそれはない。
論理の詰まり、
未回収のアイデア、
あるいはデータの不整合、
こういったものを
89個も指摘されたわけです。
89個も指摘されたら凹みますよね。
でも、これが僕の分岐点になるなとも
思うんです。
要は喚起(かんき)的であるというのは、
一部何らかの形で
省略された前提があったり、
相手が分かっていることをもとに、
こちらがあえて省略した表現を
使ったりすることです。
因果の構造が見えない状態のまま、
読み手に情報を提供するという
ストーリーの語り方を
使っている部分もあります。
なので、AIが――
しかもこのAIは
Googleが論文を査読するために作ったAIなので、
かなり厳密なんですね。
通常のGeminiの1.6倍、
論理的な思考能力が高いと言われているものを
使っているので、
正確なわけです。
そこでこう言い切れるか?
「正確さではなくて、
それは情報提供の役目だから、
簡易的にやる以上
そんな細々とした論理的な意見は必要ない」
と切って捨てるのか。
ひょっとしたら
僕自身がやっているものの中で、
「この部分についていけない、理解できない」
という理由で、
僕たちと共にワークするのを
諦めてしまう人がいるなら、
それはすごく不幸なことだ。
それであるならば、
僕が自分自身の考え方を変えて、
「伝わる」ということを前提にした表現に
変えるということも、
僕の選択肢としてある。
だから僕は後者を取るわけです。
そうすると、
この89個に向き合わなくちゃいけません。
結構きついです。
この話についてはまたお伝えします。
今は敗北感でいっぱいです。
では
神 崇仁(こう たかひと)/このページはメールでお届けした文章です。