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共感とは痛み…

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約4分

来週、
台湾のワークショップに登壇します。

招聘されるのは初めてなので、
勝手がわかりません…泣

しかも、当たり前のことなんですが、
提供資料に翻訳が必要…

だから、
早く資料が欲しい!

って言われます。

習慣化された仕事の仕方を
変えなくちゃいけない。

現在意思の力で頑張ってます。

そんな中、
今日はコンラボ北野邸での
食事会でした。

出版社の社長さん、
スピリチュアルの先駆けの先生、
インスタのプロフェッショナル。

すごい人たちの話を
聴き入ってしまい、

写真を撮るのを忘れました。笑

北野さんが後日送ってくれるはず…

いつもなら、
最後まで付き合う。

これが僕のスタンスなのですが、
資料の提出が明日の朝なので、

意志の力で、
途中でお暇してきました。

面白いことに、
話がめちゃ盛り上がってる時に、

「そろそろこの辺で…」って
切り出すの、

めちゃくちゃ勇気がいる。

場の空気を壊すんじゃないかと。

ディヴィット・イーグルマンという
神経科学者がいます。

彼の研究では、
人間が痛みを経験する
神経ネットワークを
“痛み関連領域”と呼んでいますが、

映画の中で、
誰かが刺されたとします。

そうすると、
不思議なことに、
脳の中の“痛み関連領域”
大半が活性化して、

見ただけなのに、
痛みの経験をするのです。

もちろん、実際に
刺さる=何かが体に
鋭く細く“触れた“ことを
知らせる領域は活性化しないのですが、

誰かが痛がっているのを見ると、
自分が同じ神経系が活性化する。

イーグルマン曰く、
痛みこそ共感の基盤である

そういうのです。

そして同じ神経学者の
ナオミ・アイゼンバーガー
行った実験では、

もっと明確に
共感痛みについての
関係が明らかにされています。

誰かと3人で
キャッチボールをしているところを
想像してください。

しばらく
あなたと他の二人の3人で、
ボールをパスし合っているのですが、

そのうち、二人が
あなたを除け者にして、
二人だけで
キャッチボールを始めるんです。

初めのうちは、2回に1回しか
ボールが回らなくなり、

それが3回に1回になり、

それが5回に1回…

最後にはまるで
あなたがいないかのように
二人だけで
楽しそうにキャッチボールをする。

アイゼンバーガーは、このゲームを
コンピューターゲームにして
被験者にしてもらいました。

あなたとコンピューターが動かす2人。
つまりコンピューター相手の
キャッチボールアプリです。

研究者は、被験者を
f M R Iという脳の状態を
撮影できる機械に入れて、

このゲームをしてもらいました。

どうなったか…

被験者がゲームから
ハミにされるにつれて、

脳の中の痛み領域が活性化した。

つまり
仲間外れにされる体験が
痛みを引き起こしたんです。

僕たちは人である前に哺乳類です。

繋がりを失うと、人はに至る

イーグルマンはそう言います。

だから進化の過程において、
“群れを作る“ことが
大切になったのです。

今こうして僕たちが
繁栄を享受できるのは、

人が協力できたから。

孤立していてはやっていけない。

僕たちの本当の進歩は、
永続的な連帯が生み出した。

僕たちの『群れ』
本能があるから

今日のような集まり。

お互いに知らない人でも、
共通の知り合い、
リーダーのもとで、
『群れ』として機能して、
意気投合することができる。

のですが…

集団ができると、
外部の集団との間で、
別の問題が起きる。

今、小さなつながりが
強固になる反面、

より大きなつながり、
連帯は生まれていません。

僕たちの本能は、
集団の外にある集団を
敵対視するように伝承されてきた。

より“大きな繋がり”
取り戻す…

分断を超えて、
連帯を生むことはできないのか?

これが今日の
とても重要な問いになっています。

そのためには何が必要なのか…

それを探求している人に
教えてもらったこと…

また明日、書きますね。

僕たちは人であると同時に、
動物である…
では!

この記事を書いた人

一般社団法人 変化と成長のコミュニケーション推進協会代表理事神 崇仁
言葉を通してあなたの存在感を
6.6倍にする【影響力の専門家】

クライアントに変化を生み出せず、
悩み苦しんでいるコーチ、コンサル、
セラピストなどの起業家に、
クライアントの『潜在意識』を覚醒させる
『伝え方』のスキルを教える活動をしている。
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