今日、原田さんとの打ち合わせ。
その時に『たいりく』という
漢字が思い出せませんでした。
慌ててwordを立ち上げて、
『大陸』を確認しました。
「あ、そうそう、これやった。」
そう思った後、
「こんな漢字も
思い出せないなんて」
なんとも恥ずかしい
気持ちになりました。
でも、
別に漢字を知らないことは
恥ずかしいことじゃない。
例えば『薔薇』が書けなくても
『憐憫』が読めなくても、
それを知らなければ、
新たに『学ぶ』ということは
恥ずかしいと
感じたりはしないはず。
でも、
一度覚えたはずのものが、
手に入ったものが、
気がついたらなかった。
そうするとなぜか感情が起きる。
人間とは不思議なものです。
便利になるとその結果、
使わなくなる部位が出て、
最終的には、退化していく。
ちょっと寂しい
気持ちになりました。
さて、現在週末の
メタファー講座に向けて準備中。
初めての講座、
どんな風になるか
とても楽しみです。
メタファーとストーリーテリング…
これはエリクソンの使った
非常に効果のある介入法。
聴き手に深い没入を誘う、
催眠効果がある語りです。
催眠は、メッセージを包むカプセル。
そうお話ししましたが、
メタファー、ストーリーは
良薬を包む『糖衣』。
同じ薬を飲みやすくする、
カプセルとは違ったやり方です。
メッセージに甘さを
含んだ膜で覆う。
聴きやすくして、
受け取りやすくする。
これもエリクソン催眠の
効果的なスキル、
催眠言語の一種です。
『催眠言語』には構造があります。
メタファーを含む催眠言語に
あなたは今、
どんな興味を持っているでしょうか?
催眠言語の効果…
中でももっとも大きなものは、
『マルチレベル・メッセージ効果』。
意識的に理解した内容と同時に
無意識には別のメッセージを
届けることができる。
コーチングにおいて
クライアントが意識的に
聞き取ることに加えて
無意識にも別のメッセージを
与えることができる。
かつて
ミルトンエリクソンは講演会で、
中学生にセッションを
したことがあります。
どこへ行っても
改善しなかった素行不良の子供…
小児精神科医の先生も
サジを投げた子供。
その子供にエリクソンは、
どんなセッションをしたでしょうか?
『たったひとことの心理療法』
講演が半ばに進んだ時、
「では催眠のデモセッションを
見せたいと思います。」
そう言ってその子供を
ステージ上がらせました。
そして静かに黙ったまま…
でも、
好奇心たっぷりの視線で、
上から下までじぃっ~と、
その子供を見つめたエリクソンは、
ちょっと落胆した顔で、
ふぅっと息をついて、
こう言いました。
「私には皆目見当がつきませんね。
あなたがどのように
変わっていくのか?
でもとても興味があります…」
そうひとこと言うと、
ステージの階段指差して
何も言わず、
去るように促したのです。
少年は勝ち誇ったように、
のっしのっしとステージを降りた。
小児精神科医は、すっかり落胆。
「あの高明な
エリクソン先生でさえ、
彼を変えるのは無理だったか。」
ところが、数週間経って、
エリクソンのところに
例の小児科医から電話が。
「先生、いったいあの少年に、
何をしたのですか?」
「あれから1週間ほど
何もなかったのですが、
それから程なく、
彼は見違えるように
なったんです。」
エリクソンは、
こう返しました。
「人がどのように変化するか
わからないものですよね。
豊かな土地に撒いた種に
いったいいつ花が咲くか、
そしてどんな色に咲くか?
それは誰にもわかりません。
でも、それを楽しみにして
待つことはできますよね。」
あなたにとって
催眠言語の興味や
メタファーの効果性について
先ほどからどのような興味が
広がっているでしょうか?
3/24に開催する
催眠言語の構造は
まもなく締め切ります。
まだお申し込みでない方は、こちら!
https://abfll.biz/brd/archives/lpvfmd.html?s=226&u=5121
では!