あなたは目の前を
ノロノロと進む『ベンツ』に
クラクションを鳴らしますか?
アメリカでの調査では、
結構な数の人が『勇ましく』
アンケートに答えたのですが…
今日は一日バタバタでした。
というのも、
今日、当社のはるひ野オフィスに、
あのマーケティング業界の大御所
北野哲正さん率いる
コンサルタントラボラトリーの
メンバーさんの来訪。
そしてこれから始まる
新しいビジネスのプロモーション
その撮影のために
当社のスタジオに来てくれました。
自分のコンテンツを
売るのではなく、
僕たちの
10倍近くの規模の
顧客の支持を得ている企業と
新しくコンテンツを
共同で開発する。
すんごいチャレンジ、
自分自身がまだまだ
成長の余地があると
実感させられるここ最近です。
でも、
人生ってどうなるかわからない。
つい数年前は、コロナ禍で
事業が立ち行かなくなり、
売上も先細り…
このままでは終わってしまう。
そんな状態が2020年の今頃。
それが今…
こんな感じに。
そんな状態を脱出できたのも、
ごくごく限られた
本当に素晴らしい人との出会い。
そして
たくさんの人たちの応援。
これからさらに成長した
神崇仁をお見せします。
さて、
いくつかのメールをもらいました。
「PSMについて
もう少し教えてください。」
という内容でした。
今日はそれについてお話しします。
ミルトン・エリクソンは、
会話の達人でした。
セッションでは
圧倒的の多くの時間を
語りかけることに費やしました。
クライアントよりもたくさん話す。
でも、セッションが終わると、
皆、口を揃えて
「こんなに
わかってもらえたのは初めて」
そう言葉にしたそうです。
なぜ、『傾聴』が当たり前の
心理療法の世界で、
話しかけることで、
『わかってもらえた』と
感激されるのでしょうか?
その秘密こそPSMなのです。
エリクソンを研究して50年
ジェフリー・ザイク博士は、
その関わり方を体系化し、
エリクソンダイヤモンドと呼んだ。
それは
・相手の好みを知り、
・効果的なゴールを設定し
・変容のメッセージを作り
・受け入れ可能な順序で伝える
ザイク博士は上記のことを
・テーラーリング
・ゴールセッティング
・ギフトラッピング
・プロセッシング
と命名しました。
そして
PSMはまさに
その具体例なのです。
クライアントの世界を
言葉にして、
それを目指す方向に
近づくような内容で
受け取れる表現で伝え
それを適切な順序にする。
今日、
北野さんのコンサルの仕方を
インタビューさせてもらい、
はっきりわかりました。
彼はクライアントや
参加者さんにPSMを使って
コンサルティングをしている。
だから、彼の参加者は
やる気になって、
頑張ろうと決める。
もちろん、
北野さんはPSMのことは
知らないだろう。
ある人はそんなことを
自然にできる才を持っている。
そしてある人はそうではない。
僕はその才はない。
だから相手が自然に動く言葉を
めちゃ欲しかった。
そして
上手くいく結果を
再現できるやり方を
ザイク博士から頂いた。
それがPSMなんです。
催眠のセッション、
コーチングに。
そして今日、
コンサルティングの会話にも。
仲間は家族にこれを使って、
『つながり』が広がった
と教えてくれました。
PSMの使い方は、
1. 相手が口にした言葉①
2. 相手が口にした言葉②
3. 相手が口にした言葉②
4. こちらの伝えたい言葉
5. その理由
です。
これで1ラウンド。
これを
積み重ねていきながら
伝えたい言葉のハードルを
徐々に上げていくのです。
最初はうまくいかなくても
これを積み重ねていけば
必ず相手に受け取ってもらえる
言葉の流れが作り出せます。
あなたもぜひ、
それを使って下さい。
追伸:
1960年代の
アメリカの心理実験で
ノロノロ運転の車が
高級車ならどうする?
という質問に
ほぼ100%の学生が、
「鳴らすに決まってるやん!」と
答えたらしいです。
でも、
実際にそれを行動に移したのは…
車はベンツではなかったのですが、
半分にも満たない数だった。
でも、同じグループの
85%近くの人が
みすぼらしい車には
クラクションを鳴らしそうです。
ステイタス=権威を感じる…
僕たちの反応を教えてくれますね。
では!