あなたは自分が
どんなジェスチャをするか
気づいていますか?
昨日は二十四節気の第一。
立春でしたね。
もうあっという間に
ひと月が終わり…
すでに焦ってます。
社員はみんなおやすみだったので
久々オフィスにひとり。
ほんの数年前まで、
毎日こんな感じだったんだなぁと
ふと昔を思ったりして。
“一寸先は闇“
日本語ではこう言いますね。
悲観的ですよね。
この諺、
どこからきているか知ってますか?
京かるた…
江戸中期のお遊びの名残だそう。
不思議ですね。
江戸の人ってもっと
楽天的なイメージがあるのに。
そう思って調べたら…
いろはかるた…
いろはにほへと…
『い』から始まる言葉
『ろ』から始まる言葉…
これらで作られたかるたで、
地域によって違うんですね。
例えば大阪‥
『一を聞いて十を知る。』
まさに商人の街ですね。
じゃあ東京…当時の首都江戸では、
というと…
『犬も歩けば棒に当たる』
江戸時代には犬は
コミュニティで飼っていたそうで、
放し飼いだった。
で、
むやみに歩くと災難に遭う。
そういう戒めだったそうです。
人間でなく
犬で喩えるあたり粋ですね。
で、
『一寸先は闇』はどこのかるたか?
京都だそうです。
時の権力者に翻弄されてきた
京都の人々ならではの、
未来に対する備えです。
こんな心理実験がありました。
6つのグラスが一列に
並んでいます。
左側に空のグラスが3つ。
右側には水が一杯のグラスが3つ
そのグラスを一つだけ動かして
空のグラスと一杯のグラスが
交互に並ぶようにしてください。
そして被験者を
二つのグループに分けました。
一つは自由に
ジェスチャーを使って考える。
もう一方は、
一切手を動かして
考えてはいけない。
どちらのグループの回答率が
高かったでしょうか?
答えは、
『ジェスチャーを自由に使ったグループ』
人は、ジェスチャーを使った時、
思考が活性化し、
そして問題解決能力が上がるんです。
ジェフリーザイク博士に
セッションの指導を受けた時、
最初に、こう指導されました。
「タカヒト、あなたはとても
手順を大切にする人ですね」
「そして、
あなたは自分の手順を
大切にするのと同じくらい、
クライアントのやり方を
尊重することができるんです…」
そう言って、
エリクソンの逸話を
語ってくれました。
そして教えてくれました。
エリクソンはいつも、
『ドラマ』を作っていました。
クライアントが入れるドラマを。
それは鮮やかなやり方で、
到底私には真似できません。
でも、ありがたいことに私は、
エリクソンと違って
体を動かすことができる。
体を使って、
クライアントにドラマを
作ることができる。
セッション開始5分以内に、
ドラマを作りなさい。
そう教わりました。
それから、
僕のセッションが変わりました。
クライアントの
変化の引き出し方が
劇的に変わったから。
どうするかというと、
『クライアントに
ジェスチャをしてもらう』
それはなぜか…
ここまでお読みになられた
勘の鋭いあなたなら、
お分かりですね。
動きが思考を整理して、
新たなつながりをもたらすから。
僕たちのコーチングは、
異色だと言われます。
なぜなら、ドラマをうむ
動き、声などを使うから。
決して知的な会話だけで
終わらせないから。
ザイク博士のやり方を
継承させてもらうことで、
すごい結果が生まれるようになります。
あなたにも近々
それを届ける機会を持ちたいなと
さて、『一寸先は闇』。
でも、こういう考え方があります。
未来はいつ真っ暗になるか
わからないように、
同じくらい未来はいつ
眩しくなるかわからない。
闇という言葉には、
そういう含意がありますね。
僕たちは
光を求めることもできるし、
闇の後に来る光を
楽しみにすることができる。
では!