ハチドリは時間がわかるって知ってた?
あなたに100円玉5枚を
差し上げます。
だから僕の話を聞いてください。
ある社会問題についての話です。
そしてこの話を聞き終えて
この問題はなんとかしなきゃいけない。
そう思ってもらえたなら、
その500円玉から
いくら寄付するつもりか、
それについて教えてください。
この申し出をしたあと、
快諾してくれた人を
2つのグループに分けました。
そして最初のグループAには、
次のような話をしました。
———————————-
今、日本では格差が拡大し、
6人に一人が貧困に直面しています。
シングルマザーの世帯数は130万世帯、
その86.7%が「生活が苦しい」と
感じています。
母子家庭の総所得は270万円で、
1日を経った7400円で過ごさなければ
生きていけません。
食事に回すお金も乏しく、
貯蓄はおろか、
子供の塾、習い事は諦めるしかなく、
将来の貯蓄もままならないのが現状です。
あなたはこれを
なんとかしようと思いますか?
————————————
この先を読み進める前に、
あなたは500円のうち、
いったいいくらを募金すると
決めるでしょうか?
「自分ならいったいいくら出すだろう?」
次に
もう一つのグループBには、
「顔の見える」条件で
実験を行った。
ある少女の写真を見せて、
こんな話をしました。
+++++++++++++++++++++
「おなかすいてるけど、
我慢しなきゃ。」
「友達と遊びに行きたいけど
ママに言えないからいけない。」
小学6年生のマリコさん。
シングルマザーのお母さんと
5歳の弟と三人で生活しています。
おかぁさんは飲食店で
パートをしながら
必死に子供たちを育てていますが、
経済的に困窮しており、
お給料日前は
食べるものがありません。
ある日の夕食は、
ご飯と一つの目玉焼き。
一人に一つではありません。
三人で一つです。
「食べたい。」
マリコさんは育ち盛り。
でも我慢して、
弟に自分の分をあげて、
そして残りを
「なんか、お腹いっぱい。
ママ食べて。」
そういってそっとお皿を
お母さんのところに差し出します。
一日30円…
30円あれば、
マリコさんのような家庭が
4つ救えるのです。
「誰にも助けを求められない。」
「誰も助けてくれない。」
困窮するひとり親家庭に、
あなたの気持ちと支援があれば
この現実を少しだけ
変えることができます。
あなたはこれを
なんとかするために
いくら支援することができますか?
+++++++++++++++++++++
ちなみに僕は、
このストーリーを
とあるサイトから借りてきて
創作しましたが、
書きながら
泣きそうになりました。
「なんとかしてあげたい。」
あなたもそう
思いませんでしたか?
この二つの物語を聞いて、
募金額に違いが出るのでしょうか?
この実験は、
アメリカで統計的に
実験されたものの
日本語版です。
もしあなたが、
この実験の被験者と
似ているなら、
きっと
マリコさんに
グループAのストーリーの
2倍の金額を募金するでしょう。
統計的な実験では
グループAは、
もらった金額の平均23%を
募金したのに対し、
グループBでは48%!
倍以上の金額を出した。
これが社会科学の実験でいう
『顔のある犠牲者効果』。
実際は130万人の
貧困のほうが喫緊の課題。
でも、僕たちは
一人の人、特に顔が見える。
その人の身の上、
事情を知れば知るほど、
『同情』が生まれる。
感情移入です。
感情移入が生まれると
行動が生まれます。
この場合の行動は募金。
つまり同情が、お金に変わるのです。
ところが情報が
顔のある個人と結びつかないと
それほど共感が生まれず、
問題である、と
頭では認識できるけど
行動に移らないのです。
箇条書きで表される
ファクトフルな統計情報
それはどれほど重要で、
価値があるとしても
人を動かさない。
でも、
それをたった一人に
フォーカスして、
ストーリーに折り上げると、
途端に人は動き出します。
ストーリーテリング…
ある意味マジックです。
そのストーリーを語る名手、
北野哲正さんと
対談が決まりました。
YouTubeライブです。
3月4日土曜日20時から。
どんなストーリーが飛び出すか
楽しみです。
ぜひ見てください。
あなたはもう、
あの『感動心理マスタリー』
無料WEBセミナー
登録されましたか?
https://abfll.biz/brd/archives/sxhzrr.html?s=226&u=973
まだの方はぜひ
クリックして登録してください。
では!