フランス人はマカロンが嫌い？
昨日、フランスチームと食事した時…
意外な事実がわかりました。
今日もサンディエゴの会場から。
「いつまで遊んでるの？」
そんな声も聞こえてきそうですが…
れっきとした仕事です！
「その割にはいつも
どこかにご飯食べに
行ってますよね？」
いえいえ、ホテルだから
自分で作れないだけです。
実はこれ、
僕の中の「内部対話」です。
セラピストによっては
僕はかつてどこかで、
「遊んでいてはいけない！」
という信念の形成が
なされるような経験をして
その結果、
ビリーフを作り出した。
そんなふうに捉える人も。
僕はそこに
『内声』の重みを感じます。
ビリーフ、つまり文章は、
それが禁止令であれ、教訓であれ
幼少期のネガティブな体験であれ
自分の中で
再生されなければ
機能しません。
つまり、
なんらかの音声を
心の中で聴くことが
ビリーフが機能するためには
必要なんです。
で…
問題となるのは、
『どんなトーンで聴くか？』
『誰の声で聴くか』
なんです。
ここサンディエゴでも
自分で自分を批判する声を
なんとかしたい。
そういう悩みを聞きます。
内声は万国共通。
では、なぜ、
批判にならずに、
内省になれる人がいるのか。
内省できる人はどんな声質で
それを聴いているのか？
極めて冷静で、
落ち着いた声で聴いている。
一方で自己批判の声は？
自分ではない声、
親の声だったり、
誰かわからないけど、
自分とは異なる性別
それは世代を超えた継承
かもしれません。
そして批判的な内声と
洞察を得るための内省…
もう一つの違いは、
『繰り返されるかどうか？』
批判的な内声は、
繰り返し、繰り返し
再生されます。
壊れたテープのように。
（カセットテープ…
知らない人もいるかも…）
あなたもないでしょうか？
自分の中で
何度も、
何度も、
同じ言葉を繰り返して聴く
催眠によるうつ治療の権威、
マイケル・ヤプコ博士が
うつの最も影響のある要素は
『繰り返し』だと言います。
つまり、
内声の声の質、
繰り返し。
を変えることが、
人生を豊かにする、
とも言えるんです。
じゃぁどうしたらいいのか？
NLPなら、
『サブモダリティ』という
聴覚の構成要素を動かす。
という
直接的な方法がありますよね。
でも、
もっといいのは、
こちらが直接『変える』という
介入をしなくても、
相手の中から
自然と変わった。
という体験。
声を変えなさい
反復をやめなさい
という意味を含む直接介入。
僕はそれよりも、
相手の内側から、
異なる体験を引き出して
それを相手の人が、
自然な形で思い出し。
自分の内声に活用する。
そんな方法を取りたいんです。
それが
エリクソンがいうところの、
『ユーティライゼーション』
この３週間、スティーブが行う
ユーティライゼーションを
毎日見てきました。
ザイク博士がいうように
ユーティライゼーションは
テクニックじゃない。
あり方なんです。
外から与えるのではなく、
中にあるものを活用しよう。
そういう精神なんです。
ビリーフだって活用できます。
スティーブは、
『取り除くな！』と言います。
何度も、何度も。
それだけ
『解除』とか『書き換え』とか
まるでコンピューターの
ハードディスクのような
メタファーがありふれているからです。
ちなみに、
よく知っている人なら
当たり前なんですが、
ハードディスクは、
書き換えしても
元のデータは
消えてないんですよね。
人間の脳も同じ。
だから書き換えても、
消し去ることはできない。
それをどのように扱うか…
です。
『愛』
だったりします。
いよいよ明日（日本の深夜）
チェックアウトして、
エリクソンの町、
フェニックスに向かいます。
フェニックスでは、
エリクソン財団と
打ち合わせしたり、
アネー博士とランチしたり、
ザイク博士とディナーしたり、
そして何より楽しみなのが、
エリクソン記念館に行くこと。
そして
多分身内以外誰もない
『泊まる』という体験をします。
やべーなー！！
部屋汚したらどうしよう…
とか、
本来の目的以外のことで
わさわさしています。
目的は、
エリクソンと繋がること…
なんですけどね。
僕はエリクソンが
生み出した叡智を
日本に浸透させて、
さらに
次世代に繋げたい。
僕なりのやり方で。
そう考えています。
そのために、
あなたにも力を貸してほしい。
というのも、
エリクソンの考えこそ
今の社会に必要だと
強く信じているからです。
9月30日と
10月1日…
朝8時から午後2時半まで
日本で初めて、
エリクソンカンファレンスを
開催します。
そこで
本当のエリクソンに触れてください。
今回は初開催。
来年から、
日本の仲間も加えて
どんどん大きくしていきます。
では！
追伸：
昨日フランスチームと食事。
その会話の中で、
フランスでマカロンって
やっぱり人気なの？
って聴いたら、
全然って言われました。
でも、
ピエールエルメって
日本ですごい人気だよ！
って言ったら
少しの間をおいて
3人のフランス人が
大爆笑。
あ、マカロンね？
マクロンかと思った。
（マクロンって
フランスの現大統領の名前）
マクロンとマカロン。
そしてフランス語はさらに難しい。
来年、
フランスのセミナーに
招待されました。
楽しみが増えた！
では！
