『コーチング4.0』レター 第8話

72種類の質問を使いこなせますか?


今日は中秋の名月、満月でした。
あなたはご覧になりましたか?

僕は下を向いて
生きているつもりは
ないんですけど…

夜散歩しているときに
「結構下見てるなぁ」
と思って

ふと天を見上げたら、
まん丸の月が出ていました。

それを見ているときに
「あ、綺麗な月だな」と思って。

最初は朧月夜
だったんですね。

でも、それが徐々に
晴れていくときに、

誰かが「今日は中秋の名月だよ」と
教えてくれたんです。

「中秋の名月だ」と
言われた瞬間に、

その美しさが際立つような
不思議な感覚がありました。

意味をつけるというのは、
物事の価値を増幅するんです。

その実感を得ました。

実は今、
コーチング 4.0 というものを
多くの人に紹介する
プロモーションをしています。
https://trance-coach.hypno-mentoring.com/p/awPHDmw2fNSU?ftid=mm1mfHIu5esX

今は「トランスコーチ」と
呼んでいますが、
それには前身があるんです。

初期の頃は
「VBC(バリューベースドコーチング)」という
名前でした。

僕はおもともと、
権威性のある、いわゆる
「コーチング 2.0」の
団体などが正直苦手で…

僕もしてるんでしょうけど、
自分たちのやり方を
押し付けるというか、

「これが素晴らしいものだ」
という匂いが
プンプンするからなんですね。

何より
「自分たちが正統派だ」
と言う、

あの姿勢がダメなんです。

ところであなたは
科学的、とかエビデンスがある…
とか

そういう言葉を信頼しますか?

僕はだいたい疑います。

そのデータの
作り方もそうですが、

いったいなぜ
エビデンスを主張したがるのか?
その意図が気になります。

人は根拠のないものを、
何かの目的のために
裏付けしようとします。

科学的という主張をする目的は何か

それは「正解」として
認知させるためです。

それは何のため?

広めるため。

売るためだったりします。

簡単に言えば、
人は売るために権威付けの
誘惑に駆られます。

だから多くの人が
権威づけのために心理学や
科学の力を借りようとします。

第1段階は心理学です。

ざっくりとした響きで
「心理学的な裏付け」と
言ってみせる

(僕も催眠心理や感動心理など
結構使ってます。

さらに権威付けをして
正統派を装うときは、
エビデンス、つまり数値を
出そうとします。

自分たちのやっていることが
科学的に証明されていると
謳おうとするわけですね。

僕はそこに全く興味が
ありません。

人間の心が数値化されて
科学的に何かができるなんて、

これまでのところは
なかったわけです
(これからは分かりませんが)。

それなのに、みんなが
血眼になって
科学的エビデンスを探す。

だから一時期
「エビデンスベースド
コーチング」というのが
流行りました。

もう大嫌いでしたね、
この響き。

僕はそれに対抗して、
VBC(バリューベースド)を
作りました。

人間がこのセッションに
価値を感じたかどうかを
ベースにするコーチングを
やろう、
ということで始めたわけです。

その頃は
コーチング 4.0 と 3.0 の
間くらいの関わり方をしていて、

どうしても避けて通れなかったのが
「質問」でした。

今はそれほど質問を
重要視していませんし、
一つのパート(パートナー)
くらいに思っていますが、

当時は「質問力」が
すごく重要だと
考えていたんですね。

「質問力がすべてだ」
みたいなレポートを
書いたこともあります
(だいぶ昔のものですが、
欲しい人がいれば
差し上げてもいいかなと
思っています)。

そんな中で、
当時の僕のブレーンだった
人がいました。

僕の何倍も頭の回転が速く、
知識が豊富で、

何より僕の話していることを
限りなくフィルターを薄くして、
僕のニュアンスのまま
分類してくれる人でした。

その人が僕のセッションを
分析してくれて、

「こういう構造に
なっているんじゃないか」と
話し合って作り上げたのが、

当時としては膨大な
「72種類」の質問集でした。

1から72までが
ランダムにあるのではなく、
質問の構造に基づいています:

・質問の目的:12種類
・質問の形態:6種類

この組み合わせで、
合計72種類の質問集を
作ったわけです。

構想までは良かった。

でも、この72というものに
僕が作ったものが
全て当てはまるかどうか
という検証は、
残念ながらできなかった。

なので、
教えるというところまで
行き着かなかったんですね。

1回やったんですが、
教える方も疲れましたが、
学ぶ方はもっと
大変だったようです。

なので、
しばらくお蔵入りに
なっていたんですが、

今回トランスコーチ5期を
もっとクオリティを下げずに、
自分たちができたという実感を
作るために
次に手をつける必要があったのが、
質問(問いかけ)だったんです。

なので今回、
AIの力を借りて
やってみました。

何をやったかというと、
ここまでやってきた
「トランスコーチ」という
メソッドのみのセッション
(ここには催眠やそれ以外のものは
一切含まれません)――

トランスコーチという名目でやった
公開セッション、
ホットシート、
それ以外の典型的なセッション、

これをAIにすべて
文字起こしをかけました。

そうすると、
僕はこの34のセッションで、
クライアントに
1,076の問いかけを
していたそうです。

1,076です。

1セッションあたり31個。
多いなと思う人も
いるかもしれません。

ただ、これ
トランスコーチのセッションの
プロトコル、
流れからすると
約1時間弱のセッション、

そして6ステップで
進めていく。

つまり1つのステップあたりは
5つ程度の質問なんです。

しかもね、
AIにこの頻度と
どのような質問なのか
ということを

例の72の質問に
当てはめたら、
びっくりすることが
わかったんです。

これでトランスコーチは
もっと面白くなる、
そんな確信を持ちました。

続きはまた明日。

神 崇仁(こう たかひと)/このページはメールでお届けした文章です。