『コーチング4.0』レター 第10話

あなたは傾聴と質問だけで『変化』を作れますか?


昨日も受講生の人たちと
ライブをしていました。

YouTubeとFacebookに
配信してるのですが、

知らない人にお届けしているので
中には「身内ノリで延々と
身内の話を聞かされた」
というコメントを
もらったりもしました。

参加者、サブ講師…
みんなすごく仲が良くて、

学びに対してフォーカスして
高め合っているメンバーたちなので、

それが“身内ノリ“に見えるというのは
いたし方ないことだなと思います。

でもそれが視聴者の
“疎外感“につながったとしたら

ひとえに僕の至らないところ。
疎外感を感じずに、
身内ノリを楽しんでもらうために
何ができるだろうか…

これはSNS素人の僕の
次なるハードルですね。笑

さて、今日のライブは、
心理セラピストの受講生さん
そして、組織コンサルの人と二人でした。
https://www.youtube.com/live/ZbzfnldWprA

改めて思ったんです。
カウンセラーとコンサルが
コーチングを学ぶ?
意外なことだなって。

2人とも全然違う立場で、
コーチング4.0の面白さを
語ってくれるました。

ところで皆さんは
セッションでコーチングが
どんな風に変化をもたらすと
考えているでしょうか?

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傾聴だけで変化を作れますか?
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僕が思うに…正直なところ、
傾聴だけでクライアントの
『無意識から変わる』という
変化を引き出せるかと言われると、

できなくはないけど、
ものすごい時間がかかると答えます。

まるで川の下流、つまり
緩やかな流れの中にある岩が
長い年月をかけて
自然に形を変えていく

「傾聴だけで変化を作る」というのは、
まさにこういうことなんですよね。

もちろん
これには素晴らしい点があります。

最も美しい点は、

「何も足さない、何も引かない」

余計な介入はしないという点にある
だからそれだけ時間がかかる。

そして、聴くだけでは
どのような変化になるか
見当がつかないわけです。

だから今度はそこに
『質問』が加わります。

多くの人は気づいていませんが、

『質問は命令』です。

ただ、直接的でない分
質問によってある方向に誘導する
ということになります。

それが狙った方向に誘導できるかどうか。

よっぽど技術的に
高いレベルを持った質問の使い手で
あったとしても、

なかなか難しい…

『魔法の質問』なんてないわけです。

しかも、悩ましいのは、
質問を連続して3つぐらい
問われ続けると、結構な確率で

相手の中に心理的抵抗が生まれます。

「なんでこの人に
根掘り葉掘り
聞かれなきゃいけないの?」と
感じさせてしまうのです。

だから今日参加してくれた
コンサルタントは、

「もうそんなまどろっこしいことは
していられない」と、

説法モードになるって
教えてくれるわけです。

「こうやればいいんだよ」
ということですね。

そして、笑いながら
話してくれるのは、

ほぼ間違いなく

「このやり方だと炎上が起きる」
というわけです。

一方のセラピストは
こう考えるわけです。

自分が重要だ、
そして価値があると思っている
中心的な介入技法――

例えば、催眠の前世セラピーや
退行療法、

あるいは認知行動療法の介入、
そして様々な
ブロック解除の技法など、

多くの支援者が
一生懸命練習するような
セラピーの技法ですね。

支援者たちは、
その介入が重要だと感じてるので

そこに至るまでを何とか
早く終わらせよう、
スムーズに手っ取り早く
終わらせようとしちゃうわけです。

すごく興味深かったのが、
心理セラピストの人が、

「伝え返し」という概念がなかった、
オウム返しぐらいだったと
教えてくれたんです。

実際、コーチングの世界でも
似たようなもので…

3つの伝え返として

・ワードリフレクション
(言葉のオウム返し)
・パラフレーズ
・サマリー(まとめ)

というざっくりとした
表現の特徴だけを教えてくれますが、

じゃあ
「パラフレーズなんて何?」
って言ったら、

練習に参加してくれる
一般的なコーチがする
パラフレーズなんてのは

偏見、解釈、歪曲、
言い換えのオンパレード…

これじゃ
クライアントが引いてしまう…

と僕が心配になるくらい。

さらには
サマリー(まとめ)なんかは、
もはや自分の介入に
結びつけるための飛躍…
要は「あなたの問題ってこうですよね」みたいな。

だから、コーチングって
変化に至るプロセスを
じっくり作るっていうのを、

大事にしてないんじゃないかって
思ったりします。

心理セラピストの人も、
そして組織コンサルの人も
一様に驚くのが、

僕たちのコーチングでは
クライアントの表情や
生理的な反応を観察し、

それを丁寧に「イエス」
と言ってもらえるように
言語化して積み重ねた上で、

少しずつ望む方向に
表現を変えていく。

その言葉の紡ぎ方…
そこに驚くんです。

だから、どうしても
言葉が多くなる。

そのメカニズムが分からないと、

「神さんよく喋るな〜」

と思うんですって。

だけど、
そのメカニズムが分かると、

そして実際に自分自身が
クライアントになってみると、

それだけ長く話されたとしても
「聞いてもらえていない」
ではなく、

「ものすごく自分のことを
分かってくれている」
に変わるわけです。

要は話す量ではなく、
何を伝えるかによって

クライアントの
「分かってもらえた」が生まれる。

傾聴は量ではなく質であり、
伝える側も量ではなく、
どのような目的で何を伝えるのかが
大切になってくるわけです。

僕はそれを
才能とかセンスで片付けたくない。

構造と順序にして
多くの人ができるようにしたいんです。

今回のコーチング4.0は、
AIがセッションの
表現パターンを分析して

質問の種類をぎゅっと
絞り始めています。

さらには
「伝え返し」についても、
サマリー(単なるまとめ)や
パラフレーズ(言い換え)といった
表現の特徴をただ見るのではなく、
どんな場面でどんな言い換えを
しているのかを
分析しています。
だから
初めて学ぶ人でも
「あ、こういうふうに使えばいいんだ」
と直感的に理解できるように、
していきます。

神 崇仁(こう たかひと)/このページはメールでお届けした文章です。