『コーチング4.0』レター 第11話
こんばんは、神 崇仁です。
あなたが支援をしているなら、
このタイミングでの
コーチング4.0の
プロモーションは、
僕たちが想像している以上に
重要なターニングポイント
(分岐点)になりそうです。
A I対人。
コーチング、心理支援の分野で
苛烈なバトルが始まっています。
そしてすでに、
いくつかの分野では、
A Iによる支援の方が、
『価値がある』とみなされる流れが
確定的になってきています。
というのも、
もうすでにあなたも
お気づきだと思うのですが、
AIの加速度的進歩が
驚くべきスピードで進行しています。
AIの経営者や開発者たちが
人類滅亡まで口にしながらも、
それを止められないという
ジレンマの中で、
AIは加速し続けているわけです。
思い起こせば
「エボリューション・オブ・サイコセラピー
(Evolution of Psychotherapy)」に
招待されたのがほんの3年前、
このカンファレンスの中で、
当時で初めていたAIについて
小さなセッションが行われて、
そこでの基調講演では、
A Iの進歩は目を見張るものがある。
C B Tを手始めに
手順ややり方が
わかりやすいものは、
徐々に置き換わっていくであろう。
という内容が話されていましたが、
参加者の間では、心理療法や
心理職の仕事をA Iが担う。
それはまだ先だ、という 楽観的な見方が多くありました。
でも、帰国後の報告会で
皆さんにお伝えしたように、
それは当事者の『自分達は特別』
というバイアスに過ぎない。
遅かれ早かれ、プロトコルが明確な
CBT(認知行動療法)が
置き換わるなら、
GROWモデルや、手順が明確で
『誰でもできる』を標榜する
ブロック解除のセッションなどは、
完全にAIに取って代わられると
お伝えしました。
あれから3年経ち、
もはやそれが
現実のものとなっています。
すでに世界には、
BetterUp
CoachHub
というA Iコーチングの企業が
エグゼクティブコーチングとの
ハイブリッドを実現していて、
Woebotなどのアプリは、
C B Tが得意とする
認知の歪みについて問いを投げる
自己対話支援の急先鋒として
ビジネスパーソンにも使われています。
今後も大手企業が参入し、
『壁打ちコーチング』
『壁打ちメンタルヘルス』
のプログラムやアプリを
提供するのは火を見るよりも明らかです。
これ、メリットがめちゃめちゃあるんです:
秘匿性が高いこと
多くのエグゼクティブはもちろん、
少し鬱っぽいな…と感じた時に、
誰にも知られないということは
とても役に立ちます。
さらに守秘義務のプログラムを
明確にしておけば、
プライベートなことや 企業の秘密といった情報漏洩を 気にせずに話せるコーチングに
メリットを感じるのではないでしょうか?
24時間いつでも 気が向いたときに利用できる
そして何よりほとんど 経費がかからない
なので、ひょっとしたら
もう1年経たない間に、
コーチング2.0や3.0といった
手順ややるべきことが決まった
コーチング、あるいは心理支援は
AIに置き換えられるか、
もしくはあなた自身も
AIのプログラムを自ら作って
自分のやり方をプログラム化する、
という流れになるんじゃないかと
思っています。
一方で人が関わる
コーチングの価値は
劇的に上がっていきます。
なぜなら、人間と人間の
つながりというのは
それそのものに
価値があるからです。
そして、特にAIとは異なる
温かさを持った言葉を
かけられるという点において、
人間のコーチングや支援は
さらに価値が増してくると思います。
でも、 そこには従来とは違う大きな壁を
超えなければなりません。
それは AIのコーチングと何が違うんだ
ということを、
はっきりとあなたが示せるかどうか
あなたはどう考えるでしょうか?
AIのように様々な症例を データベースとして蓄積している
24時間いつでも、 ほぼ経費もかからず、 決まった手順で承認し、 相手にうまく共感していくような 言葉遣いを大量の言語でマスターした AIという存在に勝るために、
あなたが持っている利点は何か?
それについてどう考えるでしょうか?
僕は現状、
AIが提供するコーチングと
はっきりと違いが出せるものは
目の前のクライアントの 微細な変化を捉える『観察力』
クライアントの感情にアクセスできる
非言語の扱い方
言語を超えた人間の無意識に アプローチできる方法を持っているか…
クライアントごとに異なる
やり方で関われるかどうか。
これらのことが、AI に負けない、 人として支援する価値がある 支援を受ける価値があると思われる 新しいコーチのあり方、 まさに「コーチング4.0」の時代が やってくるなと楽しみにしています。
この AI の時代に 支援者として生き残る道を
開いていく上で、
コーチング4.0 の持っている視点は、
あなたにとって今後とても役に立つと思います。
神 崇仁(こう たかひと)/このページはメールでお届けした文章です。