『コーチング4.0』レター 第14話
昨日のメルマガ、
言語化しないことのススメ
もう読んでもらえましたか?
たくさんの人の
反応をもらえて嬉しいです。
「神さんがそう言ってくれて、ほっとした」
という声や、
「いやいや必要でしょ」
という声まで
幅広い捉え方がある…
もちろんですよね?
あなたはどう思いますか?
えっと…
僕は言語化否定派ではありません。
でもね、
例えばセッションにおいて
左脳的、論理思考バリバリの
クライアントがやってきて、
あなたがする質問に、
どんどん即答する
しかも
客観的視点で。
やがてあなたは質問が尽き、
セッションが行き詰まる。
そんな経験したことないでしょうか?
僕のところに来る
多くの受講生さんは、
この苦労をたくさんしています。
論理的な人。
首から上だけで経験を語る人。
ずっと話し続ける人。
せっかくのコーチング、
カウンセリングという、
過去、未来を今ここで体験し、
自分自身を再学習する機会を、
その人の
「わかっている」世界の中だけで
結論づけてセッションが終わる…
せっかく新たな視点が開ける
コーチングの機会が流れてしまう…
もったいないことです。
あなたは
卵から雛がかえるとき、
もうそろそろ予定日だから
と言って、
当然のように
殻を割ってあげるでしょうか?
多分しませんよね?
雛が一生懸命、
殻を割って出てこようとするとき、
殻を破る手伝いをするでしょうか?
雛は自らの力で殻を破ります。
それは、予定日だから
ではなく、
その時が来たから…です。
『体験』が熟さないうちに
外部の人間、特に支援者が
言語化を強要するのは、
成長という存在の孵化を
台無しにする…
そう思ってます。
だから、
左脳的と言われる
論理思考の人と関わる時に、
時に
言葉にするのを制する。
ということをやります。
「今、言葉にするのを止めてください。」
もちろん、同意の上ですが。
言葉にしようとするときに、
それを止めて、
言葉になる前の心のイメージ
表象を身体で経験する時間を
『黙る』ことで作り出すんです。
そうすると
何が起きると思いますか?
頭が揺れはじめます。
体が揺れはじめます。
そして機が熟したと観察できた時、
「どうぞ…」
と言語化を誘います。
すると…
その人から
ジェスチャを伴った
言葉が生まれます。
多くの場合、その人が
思いもしなかったことや
考えていたことと
全然違うことが出てきます。
僕のメンター、
スティーブン・ギリガンは、
“身体には脳とは別の叡智が眠っている“
と教えてくれます。
言語化とは、
機が熟した時に
行うことで
その人に最大の発見を
提供することができる。
AIにはこれはできません。
(今のところ)
言語化を誘うどころか、
進んで自らが“答え“を提供します。
しかもあなたが喜ぶような形で。
僕たち支援者ができる
最大の貢献…
それは言語化を含んだ
より大きなもの…
『体験』
を作る。
それが
コーチング4.0のあり方です。
体験を作るとは、
その人が安全な場で、
自分自身を再学習する
とも言えます。
これを確実に、
そしてより深い形で
作り出す場に不可欠なもの…
それが“トランス“という心の状態です。
神 崇仁(こう たかひと)/このページはメールでお届けした文章です。